学費

これからちょこちょこと、留学情報を書いていきます、なんて宣言してから結構たってしまいましたが、記念すべき私の留学情報の1号は、学費についてです。本当に、数えきれないほど聞かれました。
「大学の学費はいくらくらいかかるのですか?」
「WSU(ワシントン州立大学、私の通っている大学)の授業料を教えてください」
「大学院授業料はどれくらい高いのですか?」
などです。頑張って答えてみました。


まず、日本の大学の授業料がそれぞれ違うように、アメリカの大学ももちろん全然違います。そこでどうやって調べるか、書いてみます。
1. 行きたい大学のウェブサイトに行く
2. “Search”などのページにいくか、あるいはSearchボックスを探す
3. “Tuition”と書いて探す
書いている私が恥ずかしいくらい当たり前のやり方ですが、こんなに聞かれるということは、きっとどうやって探していいか分からない方も多いということなのでしょう。試しに、うちの大学でやってみましょう。
1. www.wsu.eduにいく
2. 下の方にサーチボックスがあるのでそこにTuitionと記入し、Goを押す
3. 検索結果がSearch Resultsとして出る
となりますね。いろいろ見てみると、5番目がそれらしいということが分かります。それを開くと、さらにリンクがあり、Tuition & Feesというのをクリック。そこで表が出て金額が分かります。
まぁ、ここまではだいたい皆さんやるのでしょうけれど、そこからが、きっと問題なのですね。どの数字が自分に当てはまるか分からないかもしれません。そこでガイドラインはこちら。
Undergraduate…大学(4年制)
Graduate…大学院
Residents…アメリカの、その大学のある州での居住権を持つ
Nonresidents…その大学のある州での居住権を持たない
あなたが、普通の4年制の州立大学への留学を希望している、日本国籍の日本人だとしたら、NonresidentsのUndergraduateということになります。また、Credit/Hourなどという表記もありますが、留学生はある一部例外を除き、法律によってフルタイム(10-18クレジット)取る義務があるので、これは当てはまりません。下の「写し」を見てもらえればわかるのですが、赤字の部分が、この日本国籍の普通の留学希望の人用、となります。
また、その大学が、クォーター制(4期制)をとっているか、セメスター制(前期、後期制)をとっているかによって、1年の計算は変わってきます。夏期の授業料は通常期よりも安いことが多いです。クォーター制の場合は、書いてある授業料を3倍し、夏期の授業料を足すことで1年の学費が計算されます。また、セメスター制の場合は、書いてある授業料の倍に、夏期の授業料を足すわけですね。
ただ、これはミニマム(最低限必要)の授業料としてとらえる必要があります。クラスによってはスペシャルコースフィーなどと呼ばれる金額を徴収されたり、器具などの使用料、さらに教材費、教科書の購入費など、さらにかかる場合が多いです。
私の通っている、ワシントン州立大学の、今学期、2004年春学期の授業料の写しはこちら。

Spring 2004 Tuition
Undergraduate Graduate DVM
Resident (10-18 hrs) $2,418.00 $3,139.00 $5,923.00
Resident (19 hrs and above)* $2,418.00+
$222.00/cr
$3,139.00+
$294.00/cr
$5,923.00+
$572.00/cr
Resident-WAMI $5,848.00    
Nonresident (10-18)* $6,469.00 $7,647.00 $14,639.00
Nonresident (19 hrs and above)* $6,469.00+
$627.00/cr
$7,647.00+
$745.00/cr
$14,639.00+
$1,444.00/cr
V M 601 and 602 $2,852.00    
Graduate Leave Status $25.00  
Graduate Assistant Remaining Portion to Pay $601.00  

大学生と大学院生だと、だいたい1200ドルほど違うようですね。ちなみに、私はいくら払っているかというと、”Graduate Assistant Remaining Portion to Pay”というカテゴリーが私にあてはまります。つまり、1学期$601です。ただし、Graduate Assistantには、Deductionというプログラムがあり、この$601を月々のお給料から天引きしてくれるサービス(?)があるので、実際には意識して授業料を払うということはありせん。
ウェブサイトの利用の仕方としては、Tuitionとして検索する他に、”Fee”などを使ってみてもいいかもしません。また、Prospective Student、Future Studentなどは、「願書をだしてみようかなぁ」と思っているような人のことなので、そういうリンクをたってみると、答えを探せる可能性が高いと思いますよ!