冬のバーベキュー

今日、学部のメイルボックスをチェックしたら、クリスマスカードが入っていて、私の直属のボスとも言える、アドバイザーのValからだったんですけれど、私が自分の仕事でもないのに、VernaとEmilyのプロジェクトをウェブ化していることに感謝、ということでギフトサーティフィケイト$25が入ってました。びっくり。いやぁ本当に目をかけていただいています。ありがたいことです。
11時からのMiriamとのミーティングで来年の夏にソルトレイクシティの学会で発表する内容について話し合い、私はInterventionについてのデータの発表をオーラルで15分、Zenaがポスターで教育マテリアルの作成プロセスについて発表、Miriamがサーベイの作成プロセスについてオーラル発表することになりました。でも、私たちのプロジェクトは多面的なのでもしかしたらパネルディスカッション自体をホストすることになるかもしれません。どちらにしても、アブストラクトかかなきゃ。締め切りは1月の19日。ふぅ。
それからしばらくデータと格闘し、クロンバックのアルファというリライアビリティ(信頼性?)をはかる目安である統計処理方法とにらめっこし、なんとなくの結論を自分で出したころにお腹が空いたのでAさんとフレンチアドで待ち合わせし、サンドイッチとスープでも食べようと思っていたのですがサンドイッチが品薄で、この際Quizno’sのサブを食べようということで、ダウンタウンまで行き、久しぶりにトースティサブ食べてきました。私、Quizno’sはサブウェイとかよりもずっと日本向きだと思うんですけどどうなんでしょう。展開すればいいのに。でも割高感は否めない。
それからAさんを彼の研究室で降ろし、私はまたオフィスへ。3時過ぎに私の韓国人の友達のSとミーティングをする予定だったので、彼女のラボへ行きました。この冬休みに私がやりたい実験を教えてくれる、私の実質上のメンターのS。彼女はマスターのときにいきなり4本ファーストオーサーのパブリケーションを披露して学部をあっといわせた女傑でもあります。
それにしてもこの実験というのは、私はしたくてたまらなかった実験なのですが、私はどちらかというと食品の分野であっても行動科学、教育のほうを専門としているので、微生物学となるとちょっと畑違いなのですね。それで前出のValに「こういう実験をしたいんだけど」と半年前くらいに申し出たときは、あっさりと「あなたにはもっと大事なことがある」と断られ、ショボンとしていたのですが、やっぱり私の将来のために(?)微生物学のバックグラウンドもあるよということで証明しなければ!と強く思いはじめ、なんと、恩知らずなことに、Valの忠告を無視し、Kang先生というこれまた韓国から来られた超天才微生物学者に相談したところ、あっさり「それは面白そうだね、いいよ」とOKをもらいました。実験器具も、微生物をプレートするアガー(ゼリー状のヤツですね)などの材料なども全部コストをサポートしてくれると約束してくれました。
ただし、あたしは実はハンバーガーと微生物の実験をしたいので、ハンバーガー(と微生物)を焼く、グリルが必要なのです。Kang先生はグリルまでは買ってあげられないよ。。。と言うので、これは自腹か?と覚悟を決めそうになっていたのですが、ちょっと後ろめたいながらも、今日Valに、「実は内緒で話を進めてしまって、グリルを買おうと思っているの」と打ち明けたところ、「そんなことならプロジェクトのお金を使いなさい」とあっさり大金をくれました。これで安価なチャコールグリルはもちろん、高価なガスグリルも買える!!!あらためて、この国はなんというか、こう、「受け入れる」国だなぁと感動しました。いや、国じゃなくて、たまたまあたしの周囲の方々がスーパーいい人なのかもしれませんが。いや、きっとそうでしょう。
ということで冬なのにキャンパスで外でバーベキューやってる怪しい女がいたらそれはあたしです。いい匂いがしても微生物入りなので寄ってこないでくださいね。あーがんばろう。

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