小包の中の本

今日はなかなかにプロダクティブに動いています。朝から鳴るはずのない電話が鳴り(私のケイタイ、アカウント番号などの行き違いでお金が2か月の間宙に浮いていて、ちょっと電話が止まっていたんです)、電話会社のお姉さんが、なんとかお金の在り処を見つけたということで、私にチェックで金してくれるかわりに、クレジットカードで今払って、ということになったので、なんだか二度手間そのままだな、とキツネにつままれたような気分になりながらも、電話が使えないのは不便なのでクレジットカードで支払いました。と、すぐに開通する私のケイタイ。ケイタイがないと不安なあたしってホントに現代っ子っていうか庶民ていうか、ていうか、子って感じじゃないんですけどね。もはや。でもきっとほとんどの人が、ケイタイないと不安ですよね。便利の度合いが違いますよね。ケイタイがないと、運さえ逃すし。


で、それに気を良くした私は、さまざまな人びとに「電話つながったよー」連絡をし、それからさっそく今月末に受けなければならないある試験の予約。これはなんとスポケンに行かなければいけません。そして来月なかばに受ける試験も予約。それはモスコウ。この予約イロイロに約1時間もかかってしまいました。
そのあと、ラボでお仕事中のAさんに連絡し、スタバろう!ということになったのでスタバで最近コレしか飲まないなーというノンファットラテとエスプレッソブラウニーをいただいて、そのあとAさんはまたそのままお仕事へ(おつかれさまです)、あたしは銀行へ、件のチェックを入金しに行きました。そのあとはあたしの学部へ。最近オフィスで仕事せずにカフェにばっかりいってるのでちょっと顔出ししておこうと思ってオフィスにいったら友達のEmilyがバリバリ働いていて、げげげ、となりました。みんな頑張ってるなぁ。あと、Ph.D.のプログラムの友達のTracyもバリバリ勉強してました。「プリリムの勉強してるの?」とおそるおそる聞いたら、「そうなの〜」って感じで普通に答えられたのであたしはひえーーとなりました。それからメイルボックスをチェックしにいったらうちのお母さまから大量の「臨床栄養」(日本の専門誌)がなんと4冊、2月号から5月号まで、学術刊行物、「栄養学雑誌」が3冊、去年の6号から今年の2号まで(お母さま、ありがとうございます。でもできたらちょくちょく送ってくださるともっともっともっと嬉しいかも。贅沢言ってすみません)が送られてきていました。
他にも大きめの箱に、あたしがAmazon Japanで買い物した(そんなところまでオンラインショッピングしてるあたし)CDと、頼んであった、私のオンラインでの知り合い(っていうか2回だけメールがいったりきたりしただけですけど)の方の著書と、うちのお母さまセレクションのさまざまなものがいっぱい入ってました。お母さま、ありがとう!!!頼んだものは完璧で、頼んでないものが、うちの母の場合、「なぜこれを送りたかったんだろう???」と思えるものがたくさんで、あたしのこっちでの生活が2週間以上、限りなくハッピーになります。お母さん、アレ、うちのパパの匂いがいたしましたわよ。あの清潔な潔癖なパパさんの。なぜアレだったの?!超ウケる。
で、アマゾンジャパンで買ったCDというのは、RCの「カバーズ」というCDです。すごいいいんですよ。70年代と80年代の名曲がズラリ。
明日なき世界
風に吹かれて
バラバラ
シークレットエージェントマン
ラブミーテンダー
黒くぬれ!
サマータイムブルース
マネー
サントワマミー
悪い星の下に
イマジン
と豪華な曲が並んでいます。その中でもこのCDを買うきっかけだったのは「サントワマミー」。越路さんが歌われたときの歌詞は
♪二人の恋は 終わったのね
許してさえ くれないあなた
さようならと 顔も見ないで
去っていった 男の心
  たのしい 夢のような
  あのころを 思い出せば
  サン・トワ・マミー
  悲しくて 目の前が暗くなる
  サン・トワ・マミー
♪街に出れば 男が誘い
ただ意味なく つきまとうけど
このあたしが 行きつくとこは
あなたの胸 ほかにないのよ
  サン・トワ・マミー
  風のように 青空をさまよう恋
  サン・トワ・マミー
  さびしくて 目の前が暗くなる
  サン・トワ・マミー
ですが、RCになると
♪二人の恋は 終わったんだね
許してさえくれない おまえ
さよならと 顔も見ないで
去って行った おまえの心
  サン・トワ・マミー
  夢のような あのころを 思い出せば
  サン・トワ・マミー
  悲しくて 目の前が暗くなる
  サン・トワ・マミー
♪旅に出れば 女が誘い
ただ意味なく ぶち込むけれど
この僕の 行き着くとこは
おまえの胸 他にないのさ
  サン・トワ・マミー
  鳥のように 大空をさまよう恋
  サン・トワ・マミー
  悲しくて 目の前が暗くなる
  サン・トワ・マミー
  サン・トワ・マミー
  夢のような あの頃を 思い出せば
  サン・トワ・マミー
  悲しくて 目の前が真っ暗
  サン・トワ・マミー
と、ちょっとだけえげつなくなりますが(そんなことないか)あたしは、原文(フランス語)を考えると、ちょっとくらい直接的でゴロに気を使ったRCのほうがピッタリくる気がするんです。
いまフランス語の原文をグーグルしていたらモーニング娘。の誰かがカバーしたらしいですね。サントワマミー。いい歌ですもんね。「すでに負けている感」が途方もなくいいです。「明日があるさ」も、「すでに負けている感」がありますよね。楽しい気持ちや嬉しい気持ちって、それが過ぎてしまって終わったあと、それが楽しかった分だけ、嬉しかった分だけ、淋しいし、悲しいですよね。
で、本は坪野吉孝氏著の「食べ物とがん予防」という本です。オビの「TV番組、新聞報道に惑わされずに賢くがんリスクを下げるための一冊」っていうのがすっごく私の、専門的な立場でのコメントポリシーにぴったりきました。ここで、「がんを予防する」とかそういう言葉を使わずに、「がんリスクを下げる」という、まさにあたしが使うであろう、完璧なフレーズを使ってあるところが、この方のバックグラウンドはもちろん、知識、考え方、なにもかもを、一見にしてすべて肯定、尊敬したくなる気持ちにさせられます。1、2回メールで連絡させていただいた方ですが、メールのレスポンスも、プロフェッショナルの基本ですが、2日以内、しかもキッチリと簡潔な内容で感動しました。内容はもちろんですが、研究結果の裏付けを元にした、事実のタンタンとしてかつ効果的な報告のやりかた、文章なども読んで学べたら、と思います。
私はこれから母に送ってきてもらったものにとりあえずスキムという感じで目を通し、またプリリムの勉強に励みたいと思います 。

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