わずらわしい事務手続き

6月に入籍してから、私は日本では武内真佐美になり、日本以外ではMasami Toyama Takeuchi (Masami T. Takeuchi) になることにしました。いままで書いた論文などがToyamaで検索できるように、ということです。で、その名前変更をしようと思って大学に行くと、SS# (Social Security Number)か運転免許証でその名前になっていないとダメ、といわれ、そのふたつの名前の変更をしようとすると、どちらにもどちらかが必要(たとえば、SS#のオフィスでは免許証が必要といわれ、運転免許のオフィスではSS#が必要)といわれてタライまわしにされました。結局のところパスポートがその名前になっている必要があったみたいです。が、戸籍ができあがるのは1か月後、それからパスポート申請なんてしてると、新学期に間に合わない、新学期に間に合わないと違う名前でクラスさえとれない、という困ったことになってきたわけです。


そこでいろんな人に相談した結果、そんなに面倒な手続きじゃないので、アメリカ式で結婚するといい、というアドバイスを受け、しぶしぶそうすることにしました。まずはとなり町、Colfaxにある裁判所でMarriage Licenseを取得する必要があり、Aとお互いの都合がやっとついたのが7/8でしたので、その日に行きました。31ドルはらい、窓口の女の人の質問に次々に答えていき、30分ほどで書類ができました。Marriage Licenseはつくってから3日間は効果がなく(その間に「本当に結婚するのか」というのを真剣に考えるらしい)11日が一番最短で結婚できるということだったので11日に裁判官とアポイントメントをとりました。アメリカで結婚を認めることができるのは神父さんや牧師さんだけではなく、裁判官もなのです。そして11日にwitness(証人)をふたりつれて(Aちゃん、Eちゃん、ありがとうございました)プルマンのCity Hallにて結婚のセレモニー。といっても、単に裁判官が、あなたはこの人を妻として…というのに対して”I will.”と答え、「私に続いて同じことをいいなさい」というのでそれについて同じことをいっただけですが。私たちは指輪もないので特にこれといって大げさなことはなかったけれど、それなりに新しい経験でなんとなく気持ちがシャンとなりました。それからまたColfaxへ行って書類の提出をし、そのMarriage Certificateとオフィシャルにコピーしてもらい、それさえあれば何の名前でも変更できるということになりました。
まずは運転免許証の変更。あっさり終わりました(そして先日新しい免許証がおくられてきました)。それから銀行での名前変更。これもあっさり終わり(まだカードは来てませんが)。それからSocial Security Card。これはちょっとあっさりとはいきませんでしたが、学校から必要な書類をファックスで送って終わりました。良かった。そして学校での名前変更。これは驚くほどあっさりおわりました。その1時間後にはウェブでチェックすると名前が変わっていました。それからI-20という移民局の書類。これは大変。明日もその件でInternational Programのアポイントメントがあります。でもまぁ、なんとなく終わりは見えてきました。良かった。
こういった事務手続きと同時進行で研究も進んでいき、今は結構いい感じになってきています。あとちょっとでこのステップの最終段階に入るのでもう少し気合いが必要ですが。今月末で一応ひと段落つきます。夏はカンファレンス以外あんまり遊んでいないので、せっかくのキレイなノースウェストの夏だし楽しもう!ということになって友達と、8/5から6にかけて、キャンプに行くことにしました。すごく楽しみです。Eちゃんは旅行のしおりまでつくる意気込みで楽しいです。このJournalももっと更新していかなきゃ。頑張ります!

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