Fried Green Tomatoes

20011006_friedgreentomatoes.jpgFried Green Tomatoes (1991), (A)
この映画は私の好きなハリウッド映画の代表作だったりします。原作を読んで大好きになり、日本で友達と映画を見に行き大泣きし、それ以降も何度も見ました。聞くとDebbieはそれを見た事がないというので、私が先週シアトルの宇和島屋で買ってきた抹茶をのみながらふたりでウチで見ました。やっぱりボロボロと泣いてしまういい映画です。私は多分、ファミリー系の映画に結構弱いらしいということも分かってきましたね。でも007ぽい明らかにアクションのような映画も単純に喜んでしまいますけど。邦題も同じく「フライドグリーントマト」。感想はさらに続きます。
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私は、「住む土地への愛」を見せられると、ウっとくるみたいですね。どんな地域にも、どんな土地にも問題はあるし、でもそれもなにもかもすべてをひっくるめて、愛する気持ちってあると思うんです。だって土地は悪くない。人が問題を起こしたり間違いをおかしたりするのを、黙ってみていてくれる感じがして、それに人が気づいて愛する気持ちをもったりするのを見ると、何か分からない感情がこみ上げてきます。
それがくっきりと分かりやすいのがアメリカの南部の人々だったりするわけです。差別問題、戦争、食べ物、といろいろな意味で豊かであり同時に貧しい環境の土地。この映画は微妙にレズビアン問題もからんでいるのか?と思わせる気配がありますが、全体的にマイノリティにフォーカスしながらも、結局はその南部のあたたかさ、時代のうつりかわり、などと共に大きな意味でいろいろなことを考えさせられます。この映画、何度見ても細かい新しい発見があって好きです。映画って実はこういうふうなエンターテイメントであるべきだよねぇと、ふと真面目に考えてしまう作品。

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