ナイフ好きになってしまった私

突然ですが、私は昔、極度の尖端恐怖症で、鉛筆の先を50センチくらい離して見るのもイヤがるほどでした。それなのに、うちの父ときたら、大の「ナイフ好き」で、私ももはや、彼が一体全体何本のナイフを所持しているのか考えたくないくらいで、そんな尖端恐怖症の私の目の前でナイフを出して磨いたり、悦に入ったり(?)していたのでした。そのとき私は、「そんなに何本もナイフを持って、何に使うんだろう?」と不思議に思ったり、「嫌な趣味ねぇ、もっと実用性のあるものにお金を使えばいいのに」と余計なことを思ったりしていたものでした(お父さんごめんね)。
20010125_cybertool.gifところが、どうやら私は年令と共に変わってしまったようです。今は尖端に対して何の恐怖もわかないし、しかも、認めたくないんですがナイフを無意識に好きになってきているかもしれません。半年程前に購入した、私のCyberToolというナイフに対しては、信じられないことに「かわいい」という気持ちさえ持ってしまっています。写真がそのナイフ。一般のSwiss Army Knifeと同じような外見に見えるかもしれませんが、実はこの赤い部分はトランスルーセント。透けているんです。Cyber Toolという名前の通り、なんと、コンピューターを分解したりするのにかなり適しています。驚くべきなのはドライバー類。合計9種類のドライバーをセットすることができて、それが微妙にこのコンパクトなナイフの中に組み込まれています。他にも、コンピューターのヒンジなどを固定するニッパー、シャープな切れ味のハサミ、わりと頼れるピンセット、最後の最後までそれと分からなかったボールペン、などがあります。メモリ増設、ハードディスク交換なども、これ一本ですべて終わってしまいます。定価は80ドル前後だと思いますが、私はこれを48ドルくらいで手に入れました。


20010125_autotool.gifそして昨日、私は新たにまたナイフを購入してしまいました。それがこれ、Auto Tool。その名の通り、これって車に常備しておくものだと思うんですが、まず、アイススクレイパー(右)、かなり明るい小さなフラッシュライト(右側の写真に注目)、大きなワイヤーカッターが付いたペンチ(左の写真)の他にも一般のナイフやドライバーなどいろいろな機能がついています。今朝もオフィスに来る前、Aから借りている車に乗る時にフロントグラスやリアウィンドウに隙間なく張り付いていた氷をガリガリを気持ちよくとってきました。ケースもダサいながらもかなりの実用性のあるケースで、普通に収納してもフラッシュライトとそのスイッチだけはケースから出さなくても使えるようになっています。定価は90ドルくらいで、私はこれを72ドルで買いました。結構高かったけど満足しています。
ということで、このVictorinox (Swiss Army)のナイフを2本(正確には遠い昔に父から買ってもらったものと合わせると4本)持っていて嬉しい私って、もはや「ナイフ好き」なのでしょうか。さて今日も教えているラボの違うセクションがあります。またクッキーやかなくちゃ。

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