Plein Soleil (Purple Noon)

20000919_pleinsoleil.jpgPlein Soleil (1960), (A-)
アメリカでのタイトルは”Purple Noon”で、邦題は「太陽がいっぱい」。原作は”Talented Mr. Ripley”という1955年出版の本で、これはフランスが製作。全体的なイタリアの描写、スリラーとしての話の進み具合、原作を上手に映画っぽく変えた脚本、などなど総合的な評価としては、後に公開されたアメリカ版”The Talented Mr. Ripley“よりもこちらが上だと思います。比べるのもヘンですけれど。でも登場人物がアメリカ人(なのにフランス語)という設定の無理さ、トムリプリーの方がフィリップよりもずっと魅力的というズルさ、などの部分はマットデーモンが演じた方がたしかに分かりやすくて良かったかも。最後のイタリアの太陽を浴びながら「最高だ」とアランドロンが呟くところがこの映画の一番の見せ場でしょう!アランドロン、死ぬ程かっこよかったです。でもフランス映画に特有のあのまったり感はどうにかならないんでしょうかねぇ。青っぽい画面も、うっとりしてる気分なのにいつのまにかしっかり眠ってたりします。でも良かった。
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