ありがとう

アメリカ時間の昨夜11時近く(日本時間7/19 3:00 pm)に祖父が他界しました。こういうことはインターネットなんかで見ず知らずの他人様に知らせることではないのですが、何ごともなかったかのように普通の日記を書くのも、ものすごく気がひけるため、祖父もこれを悲しんだりはしないだろう、と思って書いています。覚悟をしていたにもかかわらず、こんなに悲しみがわいてくるものだとは全く想像していませんでした。1週間前の電話で話せてよかったとか、どうしてもっとマシなことを言わなかったのだろう、ありがとうとか、おじいちゃんのことが好きよ、とか、そういうこと。ありがとうって、本当に言えばよかった。いろんなことについてありがたいと思っているのに。おじいちゃんありがとう。


今日は朝10時からミーティング。泣き腫らした目でValとJasonに会ったので、案の定、ふたりともプロジェクトのストレスからきていると思わせてしまってあわてて祖父のことを説明。Valのオフィスで号泣する、という醜態を見せてしまいました。泣くのをこらえている間はいいのですが、そこで優しい人から優しい言葉をかけられると涙がとまらなくなるのはなぜなんでしょう。
特にJasonはずっと心配してくれて、ミーティングが終わってから、「アイスクリーム食べにいこう!アイス好きだろ?」なんて言ってバスキンロビンスまで連れていってくれました。わざといろいろ楽しい話を選んで話してくれて、それが嬉しいのに涙腺にはその優しさは逆効果でバスキンロビンス店内でも醜態を見せる私。これ以上プルマンをうろついてはいけないと思って1時間くらい話して帰ったのに、それから今度はAが「スターバックスにいこう!」と言ってくれて行ってコーヒーを飲みました。そしてモスコウまでいってモールをウロウロしたりして考えるヒマを与えないようにわざとイロイロ私を忙しくしてくれました。
4時頃帰ってきて、クラスにいくのはどうしよう?とも思ったのですが、クラスにいかずに部屋にいても、何も始まらないので、4時半にいつもの通りクラスにいきました。こんなに私にとってはものすごく重大なことが起こったのに世界がいつも通りに動くことが、すごくシビアに感じました。私もいつも通りに生活していて、それがホントにイヤなんだけど、どうしようもないという感じ。それからクラスのあとJasonとまたペーパーを書き直し。ようやくプロジェクトのProposalも形になってきました。明日Jillという仲良しの教授とのミーティングにいくので、彼女のオフィスの場所を知らせるタメにまたJasonに電話。「大丈夫、何も心配しないでゆっくり寝たほうがいいよ」と言われてまた悲しくなってしまいました。こういうときに自分の周りに、優しくしてくれる人がいるっていうことは幸せなことだと思います。Aも、Valも、Jasonも、3人ともここは読まないだろうけれど、本当に感謝したいと思います。

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