古き良きアメリカ

しばらくイロイロと忙しくしていました。今回は遡って書くより、日付け通りに書いたほうがよさそうです。まずは13日のこと。この夏で一番忙しかった日でした。朝からコンピューターのクラスのバイトをして、それからラボのオープンアワーの3時間。それから3時にJasonと待ち合わせをしていたので一緒にちょっとしたProposalを手直し。4時半からクラスを受けて、終わった6時半にそのJasonの車で(これがもうボロボロ)Valという私の教授の家へ。私達はDinnerにお招きを受けていたのでした。


Jasonに、前もって「私はじめてヒトに会う時は異常に緊張して話せなくなっちゃうから助けてね」と言っておいたのですが、そのトキのJasonは笑えました。日本語訳すると雰囲気が伝わらないので英語で書きますが、
“Oh yeah? You don’t seem like shy though. But don’t worry, I’ll help you, ’cause I’m totally the opposite. I go like a fireball!”
と言ったのでした。笑えます。ファイヤーボールらしいです。言ってることは意味としては分るんですが、英語の表現、とくに男のヒトが使う口語ってこういの多いです。”I mean”とかも私を笑わせてくれる言葉。だって、”Your name is Masumi, right? I mean, Masami, right?”とかそんな感じで使うから。私もよく”I mean”は使いますが、”Yes, I mean No.”とかでも使えるから、日本語でムリヤリ考えると面白いんです。なんだかうまく言えませんが。うーん、どのくらいの人がこの私の文章を理解したかしら。
まあ、それはいいとしてそれから二人でValの家にいくと、大学院生のAnneという人、そしてKarenというイギリスの栄養学のスペシャリスト、そしてValとその旦那さんのJoeがいました。しばらくKarenとイギリスの栄養学の現状などについてお話。ロンドンの話や、今回のアメリカ旅行の話などをきいてDinnerを待ちます。バックヤードにピー(豆)を植えている、というのでそれを採りにいって、ブロッコリーとパスタのサラダに加えました。私はなんとなく「手伝わなければ!」という気分になってしまうのですが、KarenもAnneもJasonもずっと座り込んでお話していて、テキパキと働いているのはValとJoeのお年寄りチームだけなんです。やっぱりホストだけが働くんですね。今まで、実は私は大学生などの若者たちでやるパーティに行くことはあっても、こういったお年寄りの家に呼ばれることはなかったのでこういった状況は初めてだったのでした。
Joeが外でバーベキューしていたサーモンも焼き上がり(ここで私のサイトをよく読んでくださってるみなさんは「あらら、マサミさんまたサーモンね」と思ってくださることでしょう)、みんなで2階のデッキ(ひろーいベランダみたいなもの)で食べ始めました。昔の「古き良きアメリカ」的な映画でみるような状景を想像してくださればバッチリです。「サラダをまわして」とか「若いヒトはもっとサーモンをとりなさい」とか「ブレッドはあたたかいうちにとってね」などなどいろんなものがテーブルをグルグルまわります。ついつい食べ過ぎてしまって「こうやってアメリカ人は太っていくのだわ」と実感いたしました。とかいったら失礼ですが、単に私がおいしいものをついつい食べ過ぎただけです。
おいしいフルーツのデザートもたっぷり食べて、8時半くらいになったので(そろそろおひらきかしらん)などと思っていたら、Joeがログハウスで薪をナタで割っている音が聞こえてきました。実は食事のあとは芝生のあるバックヤードのでファイヤーを囲んでお話をすることになっていたのでした。こういうのは普通のことなのかしら?ちゃんとそのバックヤードにはコンクリートで出来た丸い、ファイヤープレイス(といっても暖炉ではないですけど)があって、そこに薪をくべてファイヤーを作るようになっていたのでした。タマにマシュマロなどを焼いたりするらしいです。しばらくJasonのギャグ話(彼はかなり面白いです)を聞いたり、これからシアトルに行くというKarenにシアトルの見どころのお話をしたりしました。そして10時ちかくまで談笑。楽しかったんですけど、緊張してちょっと疲れちゃいました。
やっとJasonが「マサミ、そろそろ帰ろうか?」と言ってくれたのでやっと立ち上がって私達は帰りました。車の中で彼はずっと「(帰る)キッカケがなかなかつかめなくて、言い出せなくてゴメンね」と言っていました。おもしろいヒトです。
翌日の14日。今度はカジュアルではなく、ちゃんとしたミーティングをしよう、ということでValのオフィスの近くのカンファレンスルームにてKarenとJasonとValと私の4人でミーティング。これからの私のプロジェクトとJasonのプロジェクトについていろいろ話しました。Karenも興味を持ってくれて、「じゃあイギリスで私の生徒にも話してみて、もし興味をもったらイギリスでのデータも集めて3国の比較にできたら楽しいわね」と言っていました。そんなことになったらとても素敵なのでドキドキしてしまいました。それにしても、これは最近いつも思うことですが、こういったMasterのプロジェクトって、本当に生徒中心なので、私にとってみたら「毎日がプレゼンテーション」といったかんじです。Valが私を誰かに紹介してくださる度に、自分のプロポーザルを紹介して、質疑応答ぽいことをしたり、こっちもたくさん質問を用意したり。なんだか「プロフェッショナルだ!」と思えて楽しいときもあるのですが、緊張することも多くて終わるとヘトヘトになったりします。
そのKarenという人は思ったよりもずっと若くて顔もかわいくて、ハキハキした素敵なお姉さんといった感じでした。ブリティッシュイングリッシュなので「ハキハキ」という印象を持つのかもしれません。なれるまではそのブリティッシュイングリッシュを聞き取るがちょっと辛かったです。特に、”Here”とか”There”など。無理矢理日本語表記すると、「ヒャーー」とか「ザェァーー」とかいう感じでしょうか。アメリカンイングリッシュは「ヒア」「ゼア」という感じ。伝わるかしら?”Today”とか”Can”は逆にあまりにも違うので分りやすいです。「トゥダイ」と「カン」。
そのあと、プロジェクトの資金源を探せ!ということでJasonと私はHulbertというビルにある、IMPACT CENTERというところにいきました。IMPACTというのは国際食品輸出入に関連したワシントン州の組織で、タマに関連の研究にはお金をくれるんですね。私とJasonは国際比較をやるので、もしかしたら、と思って願書をもらいにいったのでした。でもその情報をみてみると、私達の研究からはちょっと遠い感じ。ムリっぽいです。
それからJasonと別れて私はClevelandにあるコンピューターラボへ。実はその日提出の宿題のScatter Plotが私の使っていたコンピューターではプリントアウトできなかったので、違うコンピューターでプリントしなければいけなかったのでした。それに1時間ほどかかりました。あとは、ちょうど同じ部屋にいた、台湾人の女の子と雑談。そのコはバチェラー(学士)をユタステイトUniversityで取った、というのでユタの見どころなどの話をききました。やっぱり国立公園が充実しているユタ。行きたい気持ちになってきました。
そして今日。今日は朝からバイトでした。私のアシストするクラスはもうすぐ大きなプロジェクトの提出日を控えているのでみんな真剣にとりくんでいます。でも来週の火曜日にはそれも全ておしまいになります。この英語学校の一般生徒のみなさんについてアシストするのはこの学期で最後。あとは日本大学のプログラムの皆さんのクラスだけです。なんだかだんだん寂しくなります。
あと今日は4時半からクラスをうければおしまい。あ、そうそう、そういえば昔ネット上でお友達(?)になってくださった、「なかち」さんの素晴らしいページの御紹介をしたかったのでした。GO for ASIA!です。アジア好きな人はもちろん、アジア初心者でもすっかり楽しめるシステムになっています。まずは、「アジア情報」のページや、「海外であった本当の話」のコーナーを読むと楽しいです。そのあとは好きな国のBBSで交流をはかったり。。などなど楽しめますよ!メールマガジンや海外オフなどの楽しい企画もたくさん!みなさん是非楽しんでください!というわけで、今日はここまでです。

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *