さて今日からは忙しくなります。でも忙しくなると日記にも精が出るので不思議です。やっぱり生活は充実していた方が書くことたくさんありますもんね。ところでいつも日記はだらだらだらっと書いたあと、最後に自分が一番覚えておきたいトピックでサブタイトルをつけたりするんですが、今日はサブタイトルから先に決めてしまいましたねぇ。コンシューマーリポート。
私の住むワシントン州はアメリカではノースウェスト、と呼ばれる地域に入るんですが、そのノースウェストを対象にしたローカルテレビ番組(ケーブル)というのが存在して、それは主にローカルニュースやニュースヘッドライン、ローカルスポーツなどを放映しているんですね。でもローカルなりにいろいろと趣向をこらしていて、ニュースとニュースの間に、「特別リポート」といった感じでいろんなストーリーを紹介してくれるんです。車の衝突実験とか、飼い犬のしつけのしかたとか、いろいろ。その中でも私のお気に入りがその「コンシューマーリポート」なのです。
アメリカは通販大国としても有名で、どのチャンネルでもコマーシャルで懐メロCDを売っていたり、不思議なマッサージ機(今はFUKUOKUという意味不明のものがブレイク中)を20ドルで売っていたり、といろいろですが、そういった通販の商品というのはほぼ例外なくがっかりさせられてしまうことが多いんですね(でもそう分かっていても欲しくなるというのが消費者のココロなんですよねー)。で、その「コンシューマーリポーチ」では、1回につきひとつの商品をとりあげて、その商品がどのくらい価値のあるものなのか、宣伝で謳われているような効果はあるのか、などなどを検証するんです。ね?なんだか楽しそうでしょう?
先々週見たのが、車のバッテリー切れに対処できる!という一見すばらしい商品。長さ40センチくらい、太さが直系4センチくらいの真っ黒い棒なんですが、万一車のバッテリーが切れた時にそれを車に積んでいると、その棒を車のシガーライターソケットに差し込むだけで、エンジンがかかる!というもの。たしか30ドルくらいだった気がしますね。アメリカでは結構ライトつけっぱなしで駐車している車を見かけるので、「あら、これはいいわ!」なんて思ってしまうおばちゃんも多いはず。
で、いろいろテストをするんですね。ライトをつけっぱなしにして10時間まって、そしてそれをつっこんでエンジンをかけてみる、とかライトをつけっぱなしにしてそのライトが消えた瞬間それをつっこんでエンジンをかけてみる、とかいろいろ。でも、なんと何も起こらないのです。ヒドい話でしょう?それでなぜだろう、そもそもこれはどう動くんだろう、とそのコンシューマーリポートのお兄さんはその黒い棒(解体厳禁と書いてある)を解体し始めました。すると、なんと太い電池が直列に6コ並んで入っていただけだったんです!!!私あきれるより笑ってしまいました。単なる電池ケースなんですよ!
どうやら原理としては合っているらしいんですよね。ライターソケットから電気を供給する、というものは。でもパワーが足りなさ過ぎるんです。電池6個じゃムリです。で、どうやら買ってしまったヒトは堂々とその会社を訴えることができるらしい、という結論でそのリポートは終わっていたんですが、まあこんな感じでタメになることが多いです。今のは笑い話でしたが、次のはタメになる話。
同じ電池話なのですが、みなさん電池を買いに行って悩んだことってないですか?エナジャイザーの電池がいいのか、やっぱり高価なデュラセルの電池がいいのか、安いスーパーブランド(例えばセイフウェイではセイフウェイと書いてある電池がありますよね?そういうもの)の電池がいいのか。私はけっこう悩みます。なんとなくデュラセルのを買ってしまったり、お金がなくて安いので我慢したり。
で、結論からいうと、そのコンシューマーリポートでは「安いのを買って損はなし」ということになっていました。大した差はないらしいですよ。金額には結構大した差はあるんですけどね。タマに同じ電池サイズ、同じ本数で3倍くらい値段が違うのもあります。でも、その電池の持つ期間なんて、違いはほんの1、2分らしいんです。しかも、ストアブランドのトリックもあって、例えばライトエイドのストアブランド乾電池は、どこに発注していると思います?エナジャイザーなんです。ライトエイドに行けば、普通のエナジャイザーの乾電池のとなりで約半額のライトエイド電池が並んでいます。「安いのを買って損はなし」という意味が分るでしょう?
そのコンシューマーリポートではさらに研究をしていて、「冷蔵庫で電池を保管すると長持ちするというのは本当か」というテーマで、なんと5年間、室温で保管したものと冷蔵庫で保管したものを比べていました。5年間ですよ!なんだか学者タイプのお兄さんが白衣を着て出てきて、「これは僕が5年前に冷蔵庫にいれた電池で…。」なんて得意げに言っていましたが、私の正直な感想は「もっとちゃんとしたことを5年間の間にやれなかったのかしら?」という感じでした。まあ、それはともかく、結果は「大差なし(わずかならあるらしい)」でした。つまり、必要な時に必要なだけ、なるべく安い乾電池を買え、ということらしいです。ね?ちょっとだけタメになるでしょう?
コンシューマーリポートとは話がズレますが、ここからは「私のお気に入り」の話。昨日ShopKoにいってステキなものを買ったので、そういうのも含めて今私の定番の品物を紹介しようと思います。だいたい、アメリカの商品を語る上で、共通して言えることは、「量が多い」「見た目がアメリカンポップでかわいい」「質はよくない」「どぎつい色を多用」ということだと思うんですね。だからちょっとして日常の生活用品を選ぶ、というのは楽しいのと共に、結構真剣だったりするんです。
昨日買ったというのは日本でもおなじみのNerutrogenaのDeep Clean Cream Clenserです。お値段5ドルとちょっと。これはテレビでジェニファーラブヒューイットが宣伝していて有名ですが、なんとなく手を出さずにいたもの。でも昨日ふと買ってみたら洗顔したあとの気持ち良さが他の何よりも良かったのでした。これからずっと使いつづけるかどうかはわかりませんが、とりあえず私の中では新発見だったのでした。
洗いもの関連でもう少し。私の使っているボディーシャンプーはColgateのSoftSoap(blue)です。名前の通り、ジェル状になった石鹸といった感じで、洗った後のスッキリ感がいい感じです。アメリカにお住まいの方は是非お試し下さい。ハンドソープ(オレンジ)もあります。しかも安い。シャンプーはClairolの、DailyDiffenceシリーズ(黄色)を使っています。私はけしてドライタイプの頭皮を持っているわけではないので、仕上がりはサッパリしたほうが好きなんですね。このシャンプーシリーズはそういう人にオススメです。お値段は普通のシャンプーより20セントくらい高いかも。
アメリカ製品では好きな歯磨きセットに出会ったことはまだないです。私は口元がだらしないので、歯を磨いていると、アワがだらだらーと(汚くてゴメンナサイ)流れてきて困るので、なるべくアワがたたないほうがいいんですね。で、選ぶのは液体歯磨き。日本ではライオンなどからそういったステキな歯磨きが出ていたりするんですけど。どなたかいいの知っている方がいたら教えて下さい。
こんな感じで今日はコンシューマーリポートでした。今からお昼御飯を食べて、銀行にいって、Bookieで買い物をして、授業料を払って、バイト先で友達にあって、そしてクラスを受けて帰ってこようと思っています。