アメリカ横断記１１日目：モールオブアメリカ

ウィスコンシンのレストエリアでふと目を開けるともう夜は明けていて朝の６時近くになっていました。いやあ、ワイルドですね。危険と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、ココは大丈夫です。たくさんトラッカーさんたちが止まって寝ているし、乗用車のヒト、おじいちゃんおばあちゃんの旅行者、家族連れの旅行者達も結構寝ています。そうでないところに止まって夜を明かしたりするのはオススメしませんが、こうしてちゃんとまわりを確認すれば大丈夫だと思います。貧乏旅行ですからね。

それから運転を再開。ウィスコンシンを抜けミネソタへ。今日の最大の目的はミネソタのモール、何とアメリカ最大のモール、その名もMall of Americaに行くことだったんです。モーテルはミネアポリスから南の方のバーンスビルという町で予約していて、そことミネアポリスとの間くらいのところにそのモールはあります。一番上の写真がそのモールを外から見たところ。ちょっと分かりづらいですね。とにかく、バーンスビルに到着したのはまだやっとお昼をすぎたばかりの１２時半で、まだチェックインはできないかもとは思いつつモーテルへ直行。フロントのおばさんが、ものすごい良いヒトで、日本語に訳すると「まだお部屋はちゃんとお掃除されてないけれど、ペーパーワークだけだったらワタシがやってあげるわ！また後で戻ってきたときにカギをうけとってね！何かわかんないことがあったら何っでもきいてね！」という調子で応対してくれたのでした。だからお言葉に甘えてこの町のランドリーの在り処を聞く私達。
ランドリーは車で数分のところにあったのですぐそこに行き、ちょっとタマっていた洗濯を一気に完了させました。持っていっていたブランケットに数日前に私がオレンジジュースをがーっとこぼしてしまったのでブランケットも洗濯。スッキリしました。そして乾燥も終わり時計を見ると３時過ぎ。もうチェックインができるだろう、とモーテルに戻り部屋に入りました。
レストエリアで夜を明かしたのでシャワーをしてない私たちとしては、部屋に入るなりシャワー。すっきりしたところでその目的のモールへと向かいました。ちょっと近付くと、駐車場だけでもものすごいサイズであることがすぐに分かりましたね。アーノルドシュワルツネッガー主演のあの、おもちゃ争奪の映画がしばらく前にありましたよね？ターボマンだかいう人気の人形を子供に買ってあげるために走り回るあのくだらない映画（でもちょっと好きだったんですけれどね、個人的には）。あれに出てきた通りの正面玄関に星のマークと”Mall of America”の文字が。ちょっと見ただけでは全体像を把握するのは無理なくらい大きかったです。車を止め午後４時半という時間にもかかわらず大量の人々の数に驚きつつ中へ。
感想としては、アメリカの一般的なモールに行ったことがあるヒトだったらだいたいは想像できるかもしれませんが、「モールにありがちな店」が大集合した巨大な建物、といった感じです。ありがちな店とは、そうですね、The Body ShopとかGapとかAfter ThoughtsとかVictoria’s SecretとかBanana RepablicとかCinnabonとかExpressとかLimitedとかFoot Lockerとかそういうのですね。それがものすごいサイズでどかーんとあるといった感じ。４階建てなんですけれど、テナントが入っているのは３階までで、４階は映画館になっています。１階には私達がシカゴで入った、Rain Forest Cafeもあり、３階にはあのプラネットハリウッドもありました。興味でそのプラネットハリウッドのTシャツを見てみると、地名のところには”Mall of America”と書いてありましたね。恥ずかしいかも。
そして、「ありがちでないモノ」ももちろんありました。それは遊園地。上の方にある写真、インドアの遊園地みたいでしょう？でもモールの中なんですよ？なーんでモールのど真ん中に遊園地があるのでしょうか？まあ、普通の一般的なモールにも、タマにミニサイズの観覧車やメリーゴーランドがあったりしますけれど、絶叫マシンはないですよね？でもここにはまっ逆さまになってグルグル回るマシン（写真左のものです）やジェットコースター、急流下りコースター、吊り下げられてブンブン回る乗り物、などさまざまなものがあったのでした。目が点、とはこのことを言うのでしょうね。だって横にプレッツェルのお店やハーブのお店をみながら歩いていたら急に目の前がアミューズメントパークですから。
しばらくウロウロしただけなのにあっという間に時間がすぎ、７時くらいになってしまったので、これまたモールにありがちなフードコートでありがちな Panda Express（中華料理のファーストフード）でちょっと御飯を食べて、記念に中にあったアメリカ版プリクラをしてから９時くらいに帰りました。バカみたいにはしゃぎすぎて疲れました。
部屋に帰ってからはMTVでReal Worldを見て（以前に日記に書いたことがあるかもしれませんが、このテレビ番組を知らない方のために説明すると、MTVがものすごい規模のオーディションをして一般から７人くらい選んでどこかひとつの家に住まわせるんですね。もちろん全く知らないヒト同士がいきなり共同生活ですからいろいろトラブルやロマンスがあるわけです。それをすべてテレビで放映するというちょっとだけ悪趣味だけれどみんな大好きな番組。私も好きです。テレビみながら「うっわーアイツさいあく」とか「どーしてこういうこと言うかねぇ？」なんて言いながらおばちゃん化してます。今のリアルワールドはシアトルなんですよね。ピアにみんな住んでいるやつ。知っているお店とかストリートとか出てきて楽しいです）、就寝。旅もちょっとずつだけど確実に終わりに近付いています。