アメリカ横断記２日目：ラシュモア山で歴代大統領４人に会う

昨日が運転ばかりだった１日だったことにくらべると、今日は結構観光をした１日となりました。まず朝は４時過ぎに起床し、モーテルを５時半には出発。セブンイレブンでドーナツとコーヒーを買ってフリーウェイI-90にのり、まずはJewel Cave National Monumentへ。ここで実は洞くつツアーに参加する予定にしていたのですが、なんと１時間２０分ほどかかるということを聞いて、思わず断念しました。かわりにキレイな絵葉書などを買ってかえりました。ちなみに、その洞くつツアーは大人ひとり６ドル。

次に向かったのも洞くつ、Wind Cave National Parkです。ここの洞くつは洞くつ内と外との気圧の関係のせいで、洞くつにはいるとピューピュー（正確にはヒューヒューかな？）と風の音がするので Wind Caveと名前がつけられたとか。ここもいろいろなツアーが計画されていましたが、最短でも１時間のツアーで、私達はまたもや断念。ジオロジストの卵としてもAが「どの洞くつも同じだよ。鍾乳洞やクリスタルがある洞窟とかの違いはあるかもしれないけど。」と言うし、ちょっと写真をとって次へ向かいました。ちなみにとった写真が上のもの。自分のは恥ずかしいので今日もAさんの写真を。（お姉さんへ私信：例のシャツ気に入ってるみたいよ）
その洞窟を出たのが１０時すぎ。そのあとCrazy Horseという観光ポイントに向かいました。クレイジーホースというのは、昔のインディアンのヒーロー的な酋長の名前で（インディアンはこういう意味の名前を結構使います。他にも「赤い暴れ馬」とかいろいろ。）そのモニュメントを作ろうとしているわけです。左の写真は、白い手前の彫刻がモデルです。このような夢見たような彫刻を実際に岩（後ろの遥か彼方に見える岩）に彫るつもりらしいです。アメリカ人ってスゴイですよね。まだ1987年に始まったばかりのプロジェクトなのでここ１０年で顔の輪郭がハッキリしたばかりですけれど。望遠のカメラでもとったので、いつかページでも紹介できると思います。写真は私のデジタルカメラでできるだけ頑張ってとったものです。なんとなく分かるかしら？
そのクレイジーホースを見るエリアは何と完成していないにもかかわらず入場するのに$12もかかってしまったのでした。でも、１０年かけて顔しか出来ていませんからね、私が生きている間に完成すれば万々歳といったところでしょう。

そこを出たのがお昼前で、それから30分くらいでこの旅行の最初のメインイベントであるラシュモア山（Mt. Rushmore）に到着しました。なんとやらは１見にしかずというやつでここでも写真をとったんですが、ちょっとデジタルカメラではクオリティがよくないですけれど、まあ誰もがテレビや写真などで見たことがあるであろう例の彫刻です。
サイズ的にはそこまで大きくなく、上で紹介したクレイジーホースの彫刻の頭部分くらいのサイズしかないのですが、旅行に出る前からワクワクしていたものだったので、実際に目の前に見たときは本当に興奮してしまいました。観光地として設備も完璧に整っていたし、快適に見てまわることができました。真下のアングルから見たものも載せておきます。
感想としては、やっぱり「この目で見てしまった！」というのが全てですが、うーん、やっぱりココロのどこかには「こんな大自然をこわして彫刻なんてやっていいのかしら？」という疑問がありましたね。セントヘレンズ山を見たときの自然の大きさや恐さの感動に比べるとやっぱり感動とは言えない感じかもしれません。クレイジーホースのところでも同じ気持ちでした。でもまあ、あんな大きなモノをつくりあげて、すごいことには変わりないですけれどもね。ネイティブアメリカン（アメリカンインディアン）の人たちはどう思っているのかしら？観光産業として成功しているから、みんな良しとしているのかもしれません。
さらに東へ進むことにして、Rapid Cityという大き目の町までいき、タコベルに入りました。最近人気のピタパンみたいなゴディタス、おいしいです。それからさらに東へ。次に行ったのが Bad Landナショナルパーク。ここはこのエリアの火山、ブラックヒルズが噴火したときにでた大量の火山灰を含んだ土石流がものすごい勢いで流れ、その灰が堆積してできた奇妙な地形から、何にもつかえない土地ということでバッドランドと名付けられてナショナルパークに指定されているところです。ハイウェイ 240号をずっと走ると、このパークを一通り走り抜けることができ、最後のポイントにあったギフトショップで仲良しのNovitaとBoonmeeにお土産を買いました。ネイティブアメリカン（インディアン）の手製のブレスレッド。キレイです。
それからはひたすら東めがけて走りました。また明日に続きます。