古い寮の小さな部屋

さてお久しぶりです。8月になりましたね。私はといえばサマースクールも終わって、ゆっくりしようと思っていたにもかかわらず激動(大袈裟)の毎日を送っています。
実は、引っ越しをいたしました。といっても一時的な引っ越しですけれど。いろいろと入り組んだ事情があって、私はいま寮のウォーラーホールというところに住んでいます。いやあ、いろいろ大変です。


ずっと、日大の留学プログラムのために働いているということを日記にも書いていたと思いますが、この日大のプログラムというのは実は2種類あって、ひとつは商学部から来るプログラムで、もうひとつは法学部からくるものです。それで、私はリンダという英語学校の先生と仲良くしているので、お声がかかって、リンダがコーディネーターをしている商学部の方のスチューデントヘルパーとして働いていたんですね。ところが、その、とある事情によって、法学部の方のプログラムに一刻も早く、日本語が話せるアドバイザーが必要になったということで、これまた、仲良くしているリックという、その英語学校すべてのディレクターがら電話があって、しばらくその法学部の学生と生活を共にすることを頼まれたんです。
あわてて引っ越しをおととい、サマースクールが終わるやいなややって、小さなちょっとふるい部屋に今住んでいます。ちょっと暑いのがツラいですが、生徒はみんな本当にいい子ばっかりで、私は同じ日本人としてものすごく嬉しいです。礼儀正しいし、「英語を上手になろう!」という意欲が私からでさえもハッキリ見えて、ひとりひとりがものすごく前向きです。エラいなあ。もちろん、商学部の学生もいい子ばかりだったのですが、法学部の学生は夜中にアルコールを飲んでさわぐこともないし、学校からの自由参加のアクティビティにもほとんどみんな参加していて、ホント、「この機会にいろいろやってみよう!」という姿勢が見えてエラいんです。実際ものすごく楽しんでいるみたいですね。
昨日、土曜日のアクティビティはフィールドトリップで、シルバーマウンテンというここから3時間ほどのところにある山まで行ってきました。その山はもともと銀がとれていたことで有名な山で、たくさん古い銀坑がある山なのですが、今は観光地になっていて、冬はものすごい量のスキーヤーたちが集まるところになります。そこにはその山にのぼる為のゴンドラがあって、これは聞いた話で確かではないのですが、アメリカでは一番長いゴンドラだということ。あいにく天気があまりよくなかったのですが、頂上であっていたビールフェスティバルでいろいろな種類のビールを試飲して、ちょっと酔っぱらったりして楽しんでしまいました。
ブルースやレゲエなどのコンサートもあっていて、生徒達も楽しんだみたいでした。友達のHとHの親友で、日本語を勉強しているカワイイ19歳のアメリカ人、Heatherちゃんも一緒に来てみんなと一日を楽しみました。帰りにワラスという町(以前にも紹介した、「ダンテズピーク」という映画のロケ地)で遊んで、スネイクピットというところでおいしいステーキを食べて帰りました。朝の7時半から夜の11時半まで、というハードなフィールドトリップでしたが、日大生のみんながココロから楽しもうとして、実際楽しんでいたのをみて、私はホントに嬉しかったです。こういう、ホントに前向きでかつ、日本人らしさを持ったヒト達が海外に来て行動すると、日本人の株もきっとあがるだろうな、とそう思いました。
さて、サマースクールは私にしては上々の出来だった気がします。GPA(成績)を上げる、というサマーならではの当初の目的も一応果たしたのではないでしょうか。今日はみんなをさそって、うちでバーベキューパーティをして、明日から木曜日まではコンピュータールームでこつこつ働いて、それから旅行に出かけようとおもっています。今引っ越してきた寮の部屋ではインターネットにアクセスできないので、コンスタントに自分の部屋に戻って日記を書こうと思っていますがどうなることやら。では。

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