バキューム少女

今月に入ってからまだ3回目の日記です。なのに月日はどんどん過ぎ去るばかりで、もうすでに6月も19日になってしまいました。早すぎです。何度も書いているように、実は今はセメスター中(学期中)に比べると、信じられないほどヒマだしラクなのですが、うーん、やっぱりそれなりに毎日忙しくないと、書くこともないし、書くきっかけもない、という結論で言いワケにさせてくださいね。
えっと、現在朝の11時20分なのですが、今日はこれから短い旅行に出かけてきます。行き先はクレーターレイクというところ。オレゴンの南の方にある国立公園です。晴れると、ものすごくキレイらしいですよ。最近の旅行のテーマはジオロジー(地質学)専攻のAの趣味に走りすぎている気もしますが、まあ、楽しいのでいいです。私も全く知らないフィールドに触れることができて何だかちょっと物知りになった気分になれるし。ドライブ中は暑くなることが予想されるので、今回はマックちゃんはお留守番です。車の中ってものすごく熱くなりますからね。


旅行に行くということでさっきまで洗濯をしたり掃除をしたりとちょこちょこ動き回っていました。掃除って、やるまではなんだか億劫ですけど、やりはじめると結構スッキリして楽しいです。掃除機をかける時が一番嬉しいですね。掃除機がゴミを発見して、バチバチバチっといいはじめるときなんて、「おぉぉぉぉ」と喜んでしまいます。あ、掃除機と書いて思い出しましたが、前、McEarchern Hallという寮に住んでいたとき、私は掃除機を持っていなかったので、よくフロントまでいって”Can I use a vacum?”(掃除機貸してください)と言っていたのですが、私の掃除タイム(というより「掃除機をかけたくなるタイム」)は朝の学校へ行く前だったし、結構毎日の習慣になっていたので、そのうち、フロントにいるRAが、私を覚えるようになったんですね。それで、私がその時間に見えるとなにもいわずに掃除機を出してくれるようになったんですが、ある日私はショックを受けてしまいました。掃除機を定期的に借り始めて2か月くらいのとき、ちょうどそのフロントにそのRAの友達が来ていて、私が現われると”There she is! The vacum girl!”(ほら彼女来た!バキューム少女!)と、その友達にささやいたんです。
ささやいたみたいだったんですけど、私にはハッキリ聞こえてしまって急に悲しくなって、その日にWalMartに行って自分の掃除機を手に入れたのでした(70ドルもしました)。やっぱり日本だろうがアメリカだろうが、ヒトには優しいヒトとそうでないヒト、デリカシーのあるヒトとないヒト、と人種を問わずにいろいろいるものですよね。私もあのデカい掃除機(そう、アメリカの掃除機はパワーもある代わりにデカいんです)を毎日出させて、ちょっと面倒くさい存在だったかもしれない、とちょっとだけ反省しました。なんだか思い出して悲しくなってしまった。
そうそう、”Can I use …?”の使い方ですけど、私のバイト先の語学学校の生徒さんたちは、よく私のデスクにやってきて、「電話をかしてください」と言うのですが、面白いことに気付きました。日本人以外は、みんな、ちゃんと”Can I use …?”を使えるのですが、日本人はだいたいみんな”Can I borrow ….?”と言います。ハッキリ言って間違いです。こんなこと基本的すぎる、と思うかもしれませんが、トイレを借りるとき、電話を借りるときはUseですねぇ。borrowだろ持っていかれてしまう、という気分になってしまいます。あ、なんだかエラそうですが、私も2年前、これについては悩んだことがあったのでした。お恥ずかしい。
さて、次回は旅行から帰ってきてから、ですね。いつになることやら。それではまた。

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