サマースクールと、おいしい牛乳の話

さて、サマースクールの第1日を終えてきました。なんだか、キャンパスから急に人が減って、いつもにまして、田舎気分を満喫しました。まず、朝の7時半から中国語のクラス。先生はチャン先生。漢字で張先生です。私が生まれたころからプルマンにいるらしい。なかなか楽しい先生ですが、タマに日本語を混ぜるので(彼は日本語も教えています)、きっとアメリカ人はタマに混乱していることだと思います。今日は、基本的な発音なんかを教えてもらいましたね。あとは挨拶など。そうそう、あのニィハオなどですね。ひとつの音に、発音が4種類あるので、それが結構難しいかも。でも、私にもたくさん台湾から来た友達がいるので、教えてもらうにはそんなに困らないハズですけど。


このクラスは朝の7時半から9時半まで、月曜日から金曜日まで毎日あります。が、先生がこれから毎週金曜日は忙しいということだったので、これから金曜日はおやすみ。その代わりに、毎日7時15分から始めるそうです。さらなる早起きが必要だわ。このクラスは結局6月29日まで毎日あります。
そのあと、French Ad.(フレンチアド、学校のアドミニストレーションビルディング。つまり教務科のようなものですね。授業料を払ったりするところ)でサマースクールのお金をはらったりして、また歩いてBookie(ブッキー、学校のブックストアの愛称)に行って、この夏取るクラスの教科書をたんまり購入したりしてきました。その額、なんと129ドル。高すぎる。中国語の本が1冊、人類学の本がなんと4冊、インテリアデザインの本が1冊、そして天体学の本が1冊&星座早見盤。
なんだか、こうして書くと全部ラクラクなクラスに見えますね。でも結局、「インテリアデザイン」なんていう楽しそうなクラスの名前なのに、やることはビルトエンバイロメント、つまり建物をたてるときの環境を考えるクラスなんです。例えば、貧困家庭が多くある地域に建物を建てる場合、どんなことが必要か、とかそういうこと。イスラム教が信仰されている地域、など、アメリカは人種のるつぼですから、いろいろ知識が必要なワケですね。イスラム教はメッカに向かってのお祈りなど必要ですから、それを妨げるワケにはいかない、などなどです。はあ。
天体学も、教科書はキレイ(というより美しいですね)だし、星座の早見盤なんて、むかしから好きだったもののひとつなので、嬉しくなりましたが、結局は、何光星とか、惑星とか恒星とか、そういうことなので、覚えることもたくさんありそう。期待としては、はじめてうちの大学のプラネタリウムに入ることができる、ということと、クラスの殆どが外であるということ(そうです。プルマンは田舎なので、夜になると真っ暗になって、星空がそれはもう、キモチわるいくらいハッキリ見えるんです)ですね。天体望遠鏡なんて、昔から欲しかったものなんですけど、高額すぎて、結局さわったこともないので、こうして学校でさわることができるのもちょっと嬉しいかも。天体学のクラスは6月のなかばから7月にかけてあるので、空もちょうどキレイな時ですね。ちょっとワクワク。
午後は、Aと1時間テニスをして、そのあとテニスのクラスを受けました。ショックなことを知ってしまいましたねえ。テニスのクラス、最終的には成績が、AとSとFに分けられるのですが、私の始めの考えでは、ラクラクでAが取れる、なんて思っていたんですけど、大間違いでした。なんと、クラスの20%にしかAはあげないとのこと。しかも、ライティングのテストまであります。Sはサティスファイドなので、成績には関係しませんが、Aを取れたら、自分のGPA(グレードポイントアベレージ、平均成績)を伸ばすことができるので、ちょっと期待していたのに。まあ、やれるだけ頑張ってみますけれど。Fはいわずもがなの、フェイルです。成績をどーんと下げることになります。
そして、今日一番書きたかったのは、「牛乳」のおはなし。先日、バーベキューを友達とAとAのお姉さんであるRとその両親とでやったんですけど、そのときに、Mが教えてくれた、牛乳屋さん。プルマンのキャンパスから車で5分ちょっとくらいのところに、乳牛の牧場があるんですけど、そこで、なんと直売をやっている、ということなので、行ってきたんです。アメリカで牛乳を飲んだことがある方には分かっていただけると思うのですが、スーパーで買う牛乳は、なんといっても、マズい。ものすごく、マズい。
私なんて、牛乳フリークと自称できるくらい、牛乳がスキなんですけど、アメリカに来て、あまりのマズさに飲まなくなったくらいです。ホール、2%、ローファット、ノンファット、とスーパーで売られている牛乳にはだいたい4種類くらいあるんですけど、一番濃いハズのホールの牛乳を買っても、「これ水で薄めたんじゃない?」といいたくなるくらい、薄すぎるんです。コップに牛乳を注いだときに、まわりのフチが、なんと透けて、コップの壁が見えてしまうんですよ!牛乳はたしかに脂肪分が多いものなんですが、そしてアメリカ人が脂肪のとりすぎを極力避けているのもわかるんですが、あんなに牛乳をマズくして飲む必要はあるかしら?というほどなんですね。
ところが、今日行ったその直売店の牛乳、帰ってからすぐ飲んだのですが、5年くらい前に行った北海道の牧場で飲んだ牛乳の味そのものでした。いやあ、2年もプルマンに住んでいながら、知りませんでしたねえ。お値段、1ボトル(半ガロンくらいかな?2リットル強、というところ)で2ドル30セント。ちょっと高いですけど、ビンをリサイクルして今度買う時に持って行けば、1ドル50セントくらいになるらしいです。今回は2%を飲んだのですが、今度絶対ホールを試してみよう。友達がいうには、スキムミルクでさえも、おいしかったとのこと。ホイップクリームまで売ってありました。今度買ってみよう。
ということで、サマーの第1位日目、サマーにふさわしく、のんびりと始まりました。1週間くらい、こんな感じの毎日が続きます。ではまた。

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