日本の飲料水やドリンク剤

今日はお天気がとても良かったです。ちょっと暑かったくらいでした。Aも私もお昼前にクラスが終わったので、ちょっとモスコウ(アイダホ)まで行って、チャイニーズのランチを食べました。というのも、実は昨日の夜にチャイニーズを食べたかったのに結局食べることができなかったから。ランチは安くて嬉しいです。帰りに、ギャンビーノというイタリアンレストランを覗いたら、オールユーキャンイートの4ドルちょっとのランチバフェをやっていました。うーむむ。あそこに行くべきだったかしら。


Aは化学のクラスの試験が木曜日に控えているので、夕方から図書館へ。私も最初は一緒に行って勉強しようと思っていたのですが、結局ダルくなってしまって部屋でダラダラと過ごしてしまいました。これじゃダメなんですけど。
そうそう、昨日ふれた、「ええ?」と思うようなことを書きますね。それは先週の金曜日のこと。朝からホスキンス先生の食品に関する法律のクラスを受けていたのですが、そのクラスの中で、「栄養補強ドリンク」の話題になりました。ハッキリ言って、アメリカ人には「栄養補強ドリンク」というのが何なのか、ピンときてない、といった感じだったので、どうしてかな?と思っていると、アメリカでは、「飲み物」に栄養を補強することは法律で禁じられていたんです。知りませんでした。いや、そういえば、ありませんねえ。
で、ホスキンス先生が例を出しました。リストに載っていたのは、Otsukaとかかれたファイバーミニです。そう、大塚製薬の、あの結構おいしい繊維系ドリンクですね。確か、ベータカロチン配合のもありましたよね。あとは、カルピスが出しているオリゴ糖系のドリンク、資生堂のビタミンドリンク、などなどなど。そう、全部、日本の商品だったんです。
それを読んだクラスのみんなの反応は、「グロース!!(きもちわるーい!)」でした。特に、繊維配合のドリンクに反応したみたいでした。クラスのみんなは私と同じ専攻の栄養系の学生なのですが、みんなもう、卒業を控えているような生徒なので、ほとんど知識はプロに近いものがあるんですが、それに関しては、ハッキリ、拒絶反応でしたね。そしてホスキンス先生は「繊維入りドリンクなんてばかげているでしょ?」とおっしゃっていましたね。ばかげてるかしら?繊維とドリンクはかけ離れてる感じがするからかな。
つまり、FDA(アメリカの厚生省のようなところ)は、「ドリンクはあくまでもドリンクであって、何か栄養成分をつけたしてはダメだ」という決まりをつくっているみたいですね。おもしろいのが、色素や風味調味料などは、それ用の法律があるため、OKになっているところ。どうやら、「栄養成分」というものがダメみたいです。栄養成分を入れるのなら、サプリメントとなるのだけれど、まだ法律がキッチリ決まっていないので「栄養剤」といった形になってもっと厳しい検査を受けなければいけないのだとか。
私から言わせてもらえば、確かに、ドリンクに頼ったり、ファイバーミニなんて結構おいしいから、続けて何本も飲んだりなんてことをすると、あまり良くないかもしれないと思うんですよね。だけど、アメリカでよく見かける、ピンクレモネード。あんなのに比べたら、ぜーーったい、マシのような気分がするんですけどねぇ。しかも、アメリカには、法律をパスしてるのかもしれませんがタブレットとしての栄養補強剤があふれていますからね。あんなのが普及するよりははるかにマシだと思うんですけどねえ。国と文化の違いかしら。日本にもそのうち普及するのかなぁ。
クラスのあと、クラスメイトに、「そのファイバーミニというのを飲んだことがあるか」と聞かれました。もちろん、あります。しかも、結構おいしいです。よね?便秘の時は結構使えたりします。よね?もちろん、栄養士として患者に「これはいいですよー」なんてお勧めはしませんけれど、私は個人的には、タマに飲むのはいいんじゃない?という気持ちでいますけどね。「きもちわるい」と言われてしまってちょっとショックなのでした。
まあ、日本人は「売れる!」と思ったら何でも商品化してしまうところがありますからね。新しいものに、調査なしで飛びつくのはどうかとは思いますけど。これからも、ちょっとちゃんと考えなくてはいけないことになりそうなトピックでした。

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