姉と遊びまくってました

たいへん、ご無沙汰いたしました。といっても、2週間くらいですね。いろいろ、遊んだり、勉強したりで忙しかったもので。
まず、姉と会いましたね。4日にシアトルまで出て、シアトルタコマ空港で姉を夜の7時半頃に拾うつもりだったのですが、ちょっと早めに着いてしまって、しばらく待たないとダメかな、と考えていました。が、なんと飛行機も30分くらいはやく着いてしまったので、結構ちょうどいい時間になりました。姉と久しぶりにいろいろ話ながら、以前にこの日記でも触れたことのある、ワイルドジンジャーというお店へ。


このお店は、なんと、かの有名な、「地球の歩き方」に載っているという情報も得ました。有名なんですね。でも、私はココ、好きです。シアトルにご旅行の予定の方は、是非行ってみてください。人気なので、夜のディナーでは、入れないこともあるかと思いますので、お勧めは、平日のランチです。安いし、なんだかゆったり御飯を食べることができます。
姉は、LA、ラスベガス、サンアントニオ、ニューヨーク、とアメリカをざっと一周してきたようなものだったので、疲れているかと思いきや、そんなこともなくて、そのおいしいお店で、これまたおいしい、インドネシアの焼き鳥をぺろりと食べていました。そのあと、ちょっとアルカイビーチと呼ばれる、シアトルの夜景を見るにはいいところに連れていきましたが、寒くなったので、すぐにモーテルに戻りました。
翌日の5日は、スカジットカウンティという、シアトルから北に1時間ほど行ったところに行きました。天気はあいにく曇りからちょっと小雨、といった感じでしたが、そのスカジットカウンティには、なんと、世界一のチューリップ畑があるんです。ほんっとにキレイでしたよ。あんなに大量のチューリップを見たのは、生まれて初めてでした。長崎に住んでいたときに、ハウステンボスでチューリップ祭りなんて行ったことがありますが、あれは、いわゆる、「植えかえした」チューリップなので、やっぱり、「つくっている」という感が否めませんでしたが、ここは、いわゆる畑でしからね。迫力が違います。いろいろな色があるものですね。嬉しくなって、お土産屋さんで、キレイなピンク色と白のチューリップ(3ドル)を買ってしまいました。姉は絵葉書なんかを買っていたみたい。生花なんて買っていた私を見てどう思ったかなあ?
そのあとは、ベルビューとシアトルで買い物三昧でしたね。宇和島屋では、プリクラをしたりして、はしゃぎました。タマタマ、そのプリクラのところに、でっかい黒人のお兄さんがふたり、プリクラをしたいけど恥ずかしいからモジモジしている、という感じで立っていたので、自分たちのプリクラを見せて説明したりしていたら、やっと撮る気持ちになったみたいでした。いやあ、大の大人がプリクラしているのって、結構笑えますね。そういう私だって、結構年増なんですけどね。
月曜日と火曜日は、姉をクラスに連れて行ったり、モスコウに連れて行ったり、私の「田舎ライフ」を堪能させてあげました。姉は夏に一度、ここには滞在したことがあるんですけど、あのときは、この大学も夏休みだったので、これだけの人々はいなくて、姉も「こんなにヒトがいる!」と驚いていました。統計学のクラスは、私も結構スキなのでいろいろ説明していると、姉は結構興味をもったみたいでしたね。とくに、アルファ(タイプ1エラー)とベータ(タイプ2エラー)の私自作の表にかなり興味を示していたみたいでした。
ちょっと説明しましょう。えっと、昔、マークトゥエインが、「世の中には2つウソがある。ひとつは、普通のウソで、もうひとつは統計学だ」と言ったらしいですけど、その通りで、統計学、というのはけして、「真実」にはなりえないものなんですね。たとえば、世論調査。こういうのを、日本の人口全部に調査するのは、かなりハードなので(というより、不可能ですね)、ランダムに(この「ランダム」というのも結構大事)選んだ「サンプル」から、全てのものを「統計学」的に推測する、という方法をとります。これが統計なんです。これで分かるように、「サンプル」から推測する以上、もちろん、エラーというものがあります。
簡単にいうと、たとえば、ものすごく運がいいヒトがいて、トランプのカードを10回ひいた内に、エースが9回出たとしましょう。そうすると、それを「統計学」的に処理すると、「そのトランプのカードはイカサマである」という結論が導かれます。そのとき、もし、そのトランプが、正真正銘、イカサマでもなんでもない、普通のカードだったとすると、それが、アルファ、つまり、タイプ1エラーということになります。だって、本物のカードなのに、イカサマ、という結論が出たんですからね。
逆に、ものすごく運が悪いヒトがいて、せっかくイカサマのカード(エースとキングとクイーンとジャックとがそれぞれ1まいづつ多くはいっている)を使っても、そのどのカードもあんまり出なかったりしたら、「イカサマのカードなのに、『イカサマではない』という結論」が統計学的に出てしまうわけです。それが、ベータ、つまりタイプ2エラーです。
それが、うちの姉のなんだかわからない興味をひいたみたいなんですけど。姉は一生懸命講義を聞いていましたね。おもしろいヒトです。
水曜日の朝早くに、姉はスポケン空港から、シアトル、そしてLA、そして関西国際空港に向かって発ってしまいました。福岡で母と待ち合わせをしたらしいですけど、今回の旅行で、合計13回、飛行機に乗ったとか。私にはできないマネです。無事で、本当に良かった。
で、姉がいたときの週はあまり大変ではなく、プレゼンテーションのアウトラインを書く宿題くらいしかなかったのですが、それもシアトルのモーテルで全部仕上げておいたし、特に困らなかったのですが、そのあとの週がすごく大変でした。月曜日に、人体の代謝のメタボリズム(ん?メタボリズムのメタボリズムになっちゃった)のクラスでのケーススタディ、これはインスリノーマという病気についてですが、その提出をすませ、食品管理のクラスで試験。水曜日には、資格試験である、「チェーンレストランサーティフィケーション試験」という、実は私にも実体の分からない試験を受けて(それがまた、すごくイジワルな問題!)、さらにもうひとつ、ホスキンス先生のクラスの、食品関係の法律の試験を受けて、それはもう、本当に死にそうになりました。
さらに、火曜日と木曜日にも統計の宿題がどーんと出たし、金曜日にはフードサービス管理者のHACCPシステムのケーススタディの提出もあったり。一番つらかったのは、火曜日ですね。ホスキンス先生の試験はエッセイ形式なので、どうしても自分でいろいろ考えをまとめておかないと、大変なことになるんです。たったの50分のあいだに、7問、エッセイを書くことになるから。案の定、ものすごく難しい問題ばかりでした。仲良しのアイリーンは、何と、2問も書けなかったと泣いていました。かわいそうに。わたしは、書くだけかいたのですが、結果は85点。まあ、いっか、といった点数ですが、決して良くはないんですね。これは、ファイナルで気合いを入れないとAが取れない。
まあ、こんな感じで2週間をすごしました。そうそう、昨日はNFLのドラフトがありましたよ。うちの大学のライアンリーフは、2位ピックで、サンディエゴの入団が決まりました。同じクォーターバックである、ペイトンマニングと2人で、どちらが先か、といろいろうわさされましたが、期待とおり、2位。ライアン君は、やっぱりインディアナポリスよりも、サンディエゴに行きたかったとか。背番号は、クーガースの時につけていた、16番をゲット。なんだか、歓迎されているのが表れている気がしますね。これで、私のNFLへの興味もわいてきました。サンディエゴ、応援するとしましょう。同じ西海岸だしね。
いろいろありましたが、今年のクーガースからは、私が知っている限りでは4人がドラフトにかかりましたね。ライアンリーフ、リオンベンダー、ドリアンブーズ、そしてショーンマッケンドーです。ヘイズマントロフィーを取った、ミシガンのチャールズウッドソンはオークランドに入団です。そうそう、リオンベンダーも同じチームだとか。NFL楽しみになってきましたね。
もうひとつ、スポーツの話題。今日、シアトルスーパーソニックスはポートランドに勝って、パシフィックディビジョンチャンピオンになりました。なんと、トータル61勝したらしいです。わーい。来週かな、プレイオフも楽しみです。ブルズではマイケルジョーダンも最後の試合が昨日でしたね。プレイオフでもきっと優勝して引退を決めたいところでしょう。プレイオフ、目が話せません。
長くなりました。毎日かけば、少しずつで済むのに。これから、ちょっと頑張りますね。それではまた。

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *