バンクーバーへ

おはようございます。朝7時をすぎました。まもなく身支度がおわるので、出発です。天気は曇りというところ。私は6時頃から起きているので、お腹がすいてたまりません。でも、とある用事でシアトルにある領事館に9時に行かなくてはいけないので、ごはんは後です。では、行ってきます!
午後2時を過ぎました。I(アイ)5を北上しつつ、カナダに向かっているところです。幸せな午前中を過ごしてしまいました。まず、朝の7時半にモーテルをチェックアウトしたんですけど、それから、ちょっとした渋滞(予想済み)を抜けて、シアトルセンターに到着。ここは、昨日も来た、キーアリーナというソニックスのホームアリーナや、ちょっとした遊園地(子供むけ)や、彼の有名な、シアトルスペースニードルなどがある、いわばシアトルのランドマーク地点です。このあたりには、大きな駐車場があって、1日だいたい4ドルから6ドルくらいで駐車できます。


シアトルセンターはダウンタウンからちょっと離れているのですが、ダウンタウンまでのモノレールの発着地点となっていて、片道1ドルでダウンタウンのど真ん中ともいえる、ウェストレイクセンターというモールに約2分で行くことができます。ということで、私たちはシアトルセンターのすぐとなりのパーキングに車をとめて、モノレール乗り場に向かいました。
が、まだ朝の8時過ぎだったため、ダウンタウンにこんなに早く着いてもやることがない、という結論にいたって、シアトルセンターの中心の建物の中でちょっと朝御飯をいただくことにしました。例によって、スターバックスコーヒーです。私はトールラテとチョコレートクロワッサン。そんなこんなしているうちに、あっという間に9時ちかくになったので、モノレールにのりこみ、ダウンタウンに向かいました。本当に約2分で到着して、まずは、目的地である日本領事館へ。日本領事館は、ウェストレイクセンターから歩いて約5分くらいの、50階以上あると思われる、高層ビル、ユニオンスクエアの5階にあります。
何の為に領事館に行かなくてはいけなかったかというと、一緒に行ったAさんのパスポートが今年の6月に期限が切れてしまうため、更新手続きをしなくてはいけなかったのでした。ユニオンスクエアはオフィスがたくさん入っている高級なビルなので、ちょっとビクビクしてしまいましたが、実際オフィスに行ってみるとみなさん親切で良い感じでほっとしました。Aはもともと、プルマンから電話で予約して、今日の日取りなどを決めておいたし、必要書類などはファックスしておいたので、スムーズに事がすすみ、受け付けのキレイなお姉さんは、「午後1時にはできますから、とりに来てくださいね」と言ってくれました。
これらのことが、9時半頃に終わったので、1時までヒマになってしまったので、久しぶりにシアトルの街をブラブラすることになりました。とりあえず足を運んだのが、FAO Schwarzという全米どこにでもある、大きなクマが目印のおもちゃやさん。25になってまで、おもちゃ屋さんもナイとは思いますけど、おもちゃ屋さんって、ヒマ潰しには最適なんですよ?おさるのジョージが一輪車をこいでいたり、でっかい恐竜が上から話しかけてきたり、ちょっとしたアミューズメントパークのようなものです。
でも私の目的はおさるのジョージや恐竜ではなく、笑われるかもしれませんが、スターウォーズ時計だったんです。恥ずかしいですけど。私はスターウォーズはビデオでちらちらっとしか観たことはなく、実はストーリーや登場人物にもあまり詳しくはないんですが、あの金色のロボットみたいなアレ、なんて名前でしたっけ?アレは好きなんです。あの顔の部分がぱかっと開いて、デジタルの時計がでてくる、という時計があると聞いていたのでそれを買いに行ったのでした。こんなヘンなの欲しがるのは私くらいかと思いきや、それはかなり売れセンの商品らしく、あと2コくらいしかありませんでした。まよわず買ってしまって10ドル。ちょっと高いか。でも、目が金色にぴかぴか光る。
Aも意外に嬉しがりなので、スターウォーズグッズをちょっと買っていたみたいでした。私ももうひとつ、へんなモノを買ってしまいました。あまりにヘンでまたまた恥ずかしいのですが、M&Mチョコレートって知ってますよね?カラフルなつぶつぶチョコレートですね。あれのキャラクターグッズです。なんと、あのキャラクターの左手と握手すると、右手からそのチョコレートのつぶを、さっと出してくれる、という仕組の手のひらサイズのおもちゃ。これは7ドル。みただけで、うちの姉が叫んで喜ぶ様子が想像できたので、姉にもひとつ。おもちゃ屋ごときで散財してしまいました。
その後、いろいろウィンドウショッピングしたり、おもしろいお店を冷やかしたりしているうちに、お腹がすいたので、お昼を食べることにして、ボンボレという多国籍料理屋さんに向かいました。が、なんと3月12日をもって、永久閉店しているではありませんか!がっかりしましたが、喉元まですっかり多国籍料理を食べる気分で一杯になっていたので、近くのワイルドジンジャーというお店に行きました。ここは、雰囲気としてはヨーロッパのおしゃれなカフェ、といった感じなんですが、出す料理はタイだのベトナムだのインドネシアだの、アジア料理がメインです。私は今回初めて行ったのですが、あまりの雰囲気の良さと、味の良さに驚いてしまいました。シアトルにも、おいしいお店があるではないですか!
そのお店は、シアトルのユースホステルがあるビルの下にあるので、もしかしたら旅行者には有名なところなのかもしれません。でも、私が思うに、ユースホステルに泊まる旅行者にとってはちょっとお値段が高めかな、という感じ。お客さんも、年齢層は高く、お金のない若者は入ってこない、という雰囲気でした。アジア人も見かけなかった。それにしても、インドネシアの焼き鳥のようなものがあるんですけど、2本で4ドル50セントくらいしますが、かなりおいしかったです。
お腹が一杯になったところで、時間もちょうど1時になったので、再びユニオンスクエアに行ってパスポートを受け取りました。それにしても、もともと予約をしておいたおかげで半日でパスポートの更新ができてしまったワケですよね。これは、私もパスポートの更新はシアトルですべきかしら。さて、それからモノレールに乗ってシアトルセンターまで帰って(タマタマ、モノレールはタダでした。ラッキー)、さっそくカナダへと向かったのですが、シアトルダウンタウンで異変は始まりました。
もともと、Aの車はクラッチが弱くて、かなり遠いんですね。私はもともとクラッチは近い方がスキなのでかなり気になっていたんですが、今回は「気になる」どころではなく、踏んでも踏んでもクラッチがきれた雰囲気もしない上に、切れたところで繋げても繋げてもつながっている雰囲気がしない。ハッキリいって、私はクラッチは死んだのではないか、と思ってしまいました。
シアトルのダウンタウンは坂が多くて渋滞も結構するので負担をかけたのかもしれない、と思いつつ、まあ、なんとかなだめながら繋げば普通に走るので、とりあえず気にしないことにして北上をはじめたわけです。でも、クラッチでがっちり押さえているという気配がない以上、パワーも出ていないみたいで、ローでひっぱってやらないと、加速さえしなくなってきたんです。はああああ。セカンドにいれるとどこからか、「カラカラカラ」という音まで聞こえてくる。
結局最高60マイル(90キロくらい?)しか出せずに、うしろからくる車にかなり怒られながら走ってきました。が、状態はどんどん悪くなっていくばかりです。国境の通過検査はすんなり行ったものの、予定より1時間くらい遅れてバンクーバーについたときには、下り道を利用して加速しないと、普通に30マイル(40キロくらい?)さえ出なくなってきました。これはいよいよ深刻です。
やっとの思いでノースバンクーバーで予約していたモーテルにチェックインしましたが、もう出かける気力はなく(というか車に乗りたくなかった)、モーテルの目の前にあったデニーズで夕食をすませました。カナダまで来たのにデニーズ。。。モーテルから歩いて30分のところにあった、トランスミッションのサービスステーションまで「歩いて」いって、明日のアポイントメントをとりました。すごく優しそうなおじさんがいて、2つ返事でOKしてくれました。朝の8時まえ15分にくれば、朝一でやってくれるとのこと。とりあえず安心しましたが、車、大丈夫かなあ?

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *