さて、私今日はへとへとになったけど充実した一日を過ごしました。朝は土曜だというのに９時半起床。朝ご飯を食べてアイダホのモスコウへ。トライステイトという何でも屋さんでフィッシングライセンスを取って、またもや先週と同じスプリングレイクに行ってきました。今日はプルマンもなかなか寒く、ちらほら雪が舞ったりしていたんですけど、その湖は先週以上にカチカチで、はっきり言ってあれは吹雪でしたね。でもちゃんと準備して全身タイツ女と化した上に、カットソー、ふかふかパーカー、ダウンという重装備でしたので寒いとさえ感じませんでした。さらにカイロも持参（日本製）。
今回はいろいろ楽しいグッズを持っていったんですよ。例えばアウトドア用のイス。折り畳みのアルミの足にグリーンのビニールコーティングのシートが張ってあるなかなかカワイイ椅子です。これはウォルマート（アメリカのディスカウントストアのチェーン店）でたったの８ドルでした。あと、ほかほか魔法瓶入りのコーヒー。この魔法瓶は大好きなスターバックスコーヒーの製品で、何と今日のタメに先週大枚はたいて買ったものです。３４ドルもしました。
そんなこんなで氷の湖の上に椅子を並べて吹雪の中コーヒーを飲み、寒さ対策の為のあまいお菓子を食べる私たち。なんて楽しいことでしょう。あれ？こうやって書くと、なんだかワイルドでちょっと厳しい生活の描写みたいですね。でも実際はすごく楽しいんですよ。あまりに楽しくてニヤニヤしてしまうほどです。
さて、今回のシカケを説明しましょう。実はいつもメールをくださる私の釣りの師匠であるHさんに先週メールでご指導いただいていたんですけど、それをちょっと簡易的にしてみました。Hさん、イラスト付の説明、すごく分かりやすかったです。どうもありがとうございました。（でも、あのイラスト…すごくかわいいけど…Hさんって、デザイナーさんでしたよねえ？）もし良ければ、イラストを転載させてもらってもいいでしょうかしらん？
それは、釣針よりもかなり上に重りをつける方法です。そうすると、重りの部分が湖の底につくので、実際のハリとエサは水中をただようことになりますよね？もちろん、ただよわせる為の「浮く」エサである、ベイトをつけました。ベイトというのは私は今回初めて知ったんですけど、ぱさぱさした粘土状のもので、サーモンエッグ（イクラ）を包みこんだりできるんですね、そしてその部分を浮かすことができる。今回はそのベイト包みのイクラを針にさしてシカケは完了です。
あとは、ひたすら待つだけ。
そして。今日は、釣れましたよ！！！楽しかった！もう、どんどんアタリが来てぼーっとするヒマもないくらい。正味２時間半くらいしか釣りはしていなかったんですけど、アタリはかなりの数ありました。結局２匹をお持ち帰りにすることにして（ホントはダメだと思います。ゲームフィッシングしか許可されていないと思いますので。イイツケしないでね。）吹雪の湖を去りました。プルマンに戻ったときはまだ夕方の４時くらいでしたね。一日充実です。
帰ってから新鮮なままニジマスを３枚におろして塩をしておきました。２匹とも、胃の中には私たちがつけたエサの、イクラとベイトしか入ってなくて、きっとすごくお腹が空いていたんだろうな、という感じ。夕ご飯にお約束通り、玉葱と人参とピーマンと、その釣ったマスを揚げたものをマリネにして、またバターとお醤油で小麦粉付のマスをやいたムニエルもどきをつくりました。全く、ホントに全く、川魚の匂いなんてしませんでしたよ。新鮮そのもの。だって、死んでから５時間以内に私たちの胃袋におさまったわけですからね。味？「自分たちで釣った」というだけで、すごーく、おいしく感じるモノなんですよ。これが釣りの醍醐味なんです。自分で味付けしといて言うのもナニなんですけどね。まあ、アレは誰がやってもあの味になるんです。かたくり粉をつけて揚げたものをマリネにしたという理由もありますけど、白身魚のぷりぷり感ときたら、マスとは思えない味でございました。アメリカで生活していると、結構魚の味に飢えますからね。幸せでした。
ところで、収穫がもうひとつ。一緒に釣りと料理をしたAはもう、今日一日だけはずっと私を尊敬のまなざしで見つめてくれましたね。釣りはバンバンやるし、魚をガーッとおろす手さばき。ふっ。ダテに栄養士やってないわよ。どうだ、見直したか！
ご飯のあとはお約束で睡魔が襲ってきたんですけど、今日だけはそれに負けるワケにはいきません。私は例によって巨大な宿題を２コも抱えているんです。どちらも締め切りが月曜日。そこでスターバックスにいって９時半頃から１１時半までの２時間、みっちりやってきました。そして今１２時半。あー、今日はたっのしかったー。来週の土曜日も、行きます。だって、あの湖の氷がとけるのは時間の問題ですからね。早めに何度も行っておかなくちゃ。