英語の上達の話と、「ナガーノゥ」

しばらく書かなかったらいつのまにか5日もたってましたね。ご無沙汰いたしました。最近そんなに変わったこともないですね。あ、映画とか観てました。1週間くらい前にTさんという方からメールをいただいて(こんにちは、テキサスのTさん、お返事まだですけど今日か明日には書きますね!)、「日記を読む限り英語が上手そう」なんてご意見をいただいてしまって、恐縮しまくってます。「英語が上手そう」という雰囲気をかもしだしてるだなんて、私ってすっごい勘違い?いやぁ、違うんですよー。英語上手じゃないですよ。もしかして文章がちょっとエラそうなのかしら?私アメリカに来てからまだ2年もたってないんですけど、そりゃあ、勉強はたくさんしましたけど、やっぱり英語は難しいですよ。話したり聞いたりするのは、アメリカでポジティブに生活していれば、「ある程度」はできるようになります。これは本当です。消極的だったらいつまでたってもダメかもしれませんけどね。

ほら、どんなダメな日本人(!)でも日本で生まれ育っていれば日本語ぺらぺらでしょう?どんなアホなアメリカ人でも英語はぺらぺらでしょう?話したり聞いたりするのは結局は環境次第で伸びたりもするんですよね。でも現実の話、結構いますよ。この大学にも。自分のアパートの部屋にずっといて、休みの日は日本人とだけ遊んで、クラスと部屋の往復しかしない人。そんな生活を非難する気は毛頭ないですけど(だって、その人の目的は英語ではなくて、もっとすごくアカデミックなことかもしれないでしょう?)、それだったらやっぱり英語を話す機会は少ないから「話す」方はあんまり伸びないかもしれませんよね?

だけど、書いたり読んだりするのは別です。かなり努力がいると思います。日本語だって、書くの結構難しいでしょう?私は漢字は結構得意な方なのにもかかわらず、今でもやっぱり正確な漢字がわからなくて国語辞典で調べたりすることが月に1度はあります。また、感情のおもむくままこうしてごちゃごちゃ日記を書いていると、いつのまにか主語が何だったか忘れてしまってへんてこな文を書いてしまうことなんて日常茶飯事。あとで読み返して修正したりすることもしばしばです。

アメリカ人のペーパーを読めば、「英語力」と「文章力」の違いがハッキリ分かります。例えば、97年のスプリングに取っていた歴史のクラスで、トルコの音楽のコンサートにいって感想を書く、といったアサインメントがあったんですね。文章に正しいも間違いもないとは思うんですけど、私の場合は、そのペーパーを「トルコの歴史的背景」に触れることから書き始めたんです。ズルい方法かもしれませんけれど、ペーパーを書くときって、「何を書くことを求められているか」というのを考えることだって大事だと思うんです。このクラスは歴史のクラスだったから、しかもちょうどオスマントルコとかの時代を勉強した時期だったから先生が授業中に話したことなんかに触れておくと先生も「ほほう、ちゃんと私のレクチャーを聞いていたな」と思ってくれるでしょう?

でも、そのころ同じ寮に住んでいたネッドという23歳の友達がそのクラスにいて、そのペーパーが返ってきたときに、ナーバスになった感じで、「どうだった?」と聞いてきたんですね。私はそのペーパーはタマタマ良い結果をいただいたんですけど、ネッドはCだったんです。それでネッドが「納得がいかない」というので、どれどれ、とペーパーをみせてもらうと、「3月2日にライティービルディングにターキーミュージックのコンサートがやってきて、クラスの宿題だったのでそれを聞きに行った。」というような文章で始まっていました。ネッドは決してアタマ悪い人ではありません。でもねえ、小学生の夏休み日記じゃないんだから、と、私は半ばあきれてしまいました。結局、日本で作文が苦手な人は英語でのペーパーもそんなに得意ではないんじゃないかなあ。でもこればかりは努力ですよね?作文だって、誰も最初っから上手ではないだろうし、何度も何度も書いたり、「良い文章」を読み慣れたりすると上手になったりしますよね?英語の読み書きだってそうだと思うんです。

それで、私は英語はどうかというと、正直いって、まだまだです。まだまだまだまだ。話すのだって、まだまだ。文章の中にエラそうなところがあって、英語ができそうに見られてしまうんだったら、それは私のごまかしです。まだまだなんです。私にとって英語はまだ奥が深いです。もちろん、日本語だってね。

さて、何だかかたくるしい話になってしまいましたが、あ、そうそう、さっきニュースみていたら、長野オリンピックについておもしろいニュースやってました。それは、”Nagano”をどう発音するかということ。ここはちょっと声にだして読んでみてくださいね。英語なまりで、「ナガーノゥ」(ガにアクセント)というか、「ナァーガノー」(ナにアクセント)というか、どちらなんだ!という検証。いろんな人にインタビューしていましたが、半々くらいでしたね。まあ、私にいわせてもらえば、「ながの」とアクセントなしで言えないんだったら、もうどっちでもいいよー!という感じなんですけどね。勝手にして、と。
さて、長くなりました。今日はStatisticsの宿題がぼーん、と出たので頑張ります。それではまた。

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