優しい先生のコメント

今日は木曜日。昨日から、何だか自慢みたいな内容ばっかりですけど、今日もちょっと自慢させてくださいね。すごーく嬉しいことがあったんです。昨日、学校でヒューマンデベロップメントのクラスで、以前に提出したペーパーを返してもらったんです。それはエクストラクレジットのためのペーパーで、一番いいと、10点くれます。そしてそのアサインメントは、ある家族問題についての本を読んで、それをまとめ、自分なりにアナライズしてまとめあげる、というアサインメントだったんです。私はそのために、PeopleMakingという本を選んで、読んだのですが、これが1972年、つまり私が生まれる1年前に書かれた本であるにもかかわらず、それはもう、素晴しい内容だったんです。これ1冊あれば、ある程度の家族の問題は解消できるな、とすら思える内容です。それで例によって、がんがん思いついたことを書いて提出したんですけど、その結果は、勿体ないほどのコメントと共に10点。点数ももちろん嬉しかったんですけど、そのコメントというのがこちら。

Masami, very nice analysis. You have a wondaful writing style! I’m glad you have found the concepts in class and this book useful!

だいたいにおいて、私の経験からいうと、どんなペーパーであっても、こちらの先生はそのペーパーをとりあえず褒めるんですね。だから、Nicely doneとか、Excellentとかいうのはそんなに喜ぶことでもないんです。だってほとんどみんなのペーパーにそういうコメントがついているから。そして、私も英語のクラスをとったことがありますが、英語のクラスでは、内容よりもスタイルやグラマーを重視したり、ストラクチャーなんかについてコメントしてもらえるんですね。それは、だいたいにおいて注意だったり、「こうしたほうがいいよ」というようなサジェスチョンだったりするんです。でも、英語のクラスではないクラスで、わたしのライティングスタイルにメンションしてもらったのは初めてでした。ああああ、嬉しい。一生懸命書いてよかった。

というのも、こうして書くのはちょっとおこがましい気もしますけど、ちょっと書かせてもらいますね。そのPeopleMakingという本の中に、家族の小さな問題を解決することによって、その家族の属する社会もだんだんよくなる、という内容があったんです。それで、私はなるほど!と思ってそのコンセプトを重視することにしたんですね。まず青少年の犯罪なんかは、割とバックに家族問題があったりするでしょう?だからみんな小さな努力かもしれないけれど、家族の問題を認識したり解決しようとしたりすることでその社会もだんだん良くなるはず、と私も同意したんです。それには解決のための「正しい知識」というのが必要になりますよね。そういった知識のためには、まるで小学生みたいですけど、「お勉強」が少しだけ必要なんです。そのためには、このPeopleMakingという本は最適だと思います。日本語訳があるかどうかはわかりませんが、Verginia Satirという著者ですので、興味があるかたや、多少なりとも家族に問題があるかもしれない、と思う方は是非、是非、探して読んでみてください。目からウロコが落ちること間違いなしです。

まあ、だらだら書きましたけれど、実はヒューマンデベロップメントという専門は、これがすべてといっても過言ではないほどのコースなんです。だから、先生や学部の生徒、TAにいたるまで、ほとんど皆が「できた人」なんです。驚くべきことに。考え方は大人だし、優しいし。ん?ということは、私のペーパーのコメントも、彼女の優しさだったかもしれませんね。

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