Starship Troopers

19971118_starshiptroopers.jpgStarship Troopers (1997), (B+)
プレビューでみていたときは、何てチャチで、B級を前面に押し出した映画なんだろう、と友人と笑いコケてましたが、どうやらアメリカ中で大変人気らしいので、世論に弱い小市民なワタシとAで、さっそくみにいくことになったのでした。俳優さんたちは、殆ど知らないヒトばかり。あ、ドラマでみたことあるかも?という程度の人はいました。おおまかなあらすじを言うと、多分、あれは未来の地球の人たちのお話ですね、多分。地球は舞台ではなかったんですけど、宇宙ベースみたいなところに、みんな住んでいるんです。そして、宇宙人(?)と戦争中。邦題も「スターシップトゥルーパー」で、感想はさらに下に続きます。
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その宇宙人というのがとても気持ち悪かった。映画の中ではみんなそいつらのことを、バグと呼びます。つまり、虫の形をしているからですね。ゴキブリ系もいるし、カマキリ系もいます。何が虫と違うかというと、デカいんです。そして、ちょっと賢い。そして狂暴。一番よく出てきたバグは、茶色で、大きくてカマキリのような両足で人をズタズタにして殺すんです。ハネのついたバグは、ヒトをもてあそんで殺す。血や、スプラッタがダメな人は、絶対観に行かないようがいいです。そういうのが平気な私でも、ちょっと気が遠くなるシーンがありました。
主演のみなさんは学校を卒業したばかり。そして、一人は戦士になるために訓練を受け、一人は宇宙船のパイロットになるエリート。一人はサイキックを信じる変な奴だったんだけど、科学者になります。この辺の、人間ドラマとしては、この映画なかなか面白かったです。ちょっとコメディも入っていたし、アメリカ人はひゅーひゅー言って笑ったり拍手したり忙しそうでした。アメリカンギャグってヤツです。
でも、これは戦争映画としてみるべきなんだろうな。なんだか、戦争をわざと美化しているんでしょうね。逆効果を狙ったのか狙ってないのか。その、戦士(シティズンと呼んでいました)の訓練なんて、みんなあこがれているような描き方だったし。みんな、今も戦っている!!みたいな終わり方だったし。あれは、いかにもアメリカでした。何故か主人公は死なないし、危機一髪のところで助かったりして。アメリカでの評価はなかなか高いですよ。インディペンデンスデーくらいの売り上げはいきそうかも。
追記:後々ブッシュ政権になってから、この映画のバカバカしさが実はかなりコアを突いた表現だったと思って、おお、と思いました。もう一度観たいかも。

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