今日はとても機嫌がいいです。
そうです。クーガース、またやってしまいました。アリゾナをとうとう破りました。すご〜く、盛り上がりました。アリゾナに勝つのはこれで５年ぶりなんだそうです。アリゾナのクウォーターバックはフレッシュマン（１年生）なんですが、なかなかのヤリ手でした。サードダウンでも、確実にロングパスを決めるんです。こっちはサードダウンだから、もう抑えれる！なんて期待しているので油断してしまう。しかも、試合中クーガースは全くリードすることなく、7-0, 14-0, 14-7, 14-14, 21-14, 21-21, 28-21, 28-28という感じで常にビハインドですべてのクウォーターを終えてしまって、オーバータイムでの決戦でした。いやあ、こっちまで緊張しました。
コイントスで先攻をとって、１５ヤードからのオフェンスでオーバータイムは始まります。私、フットボールのルールはかなりおさえているつもりでしたが、オーバータイムのルールは知らなかった。所詮付け焼き刃の知識だったのだと実感いたしました。そして、クーガースの攻撃が終わると、今度は後攻、というようにオーバータイムのゲームは進んでいきます。野球みたいな感じですね。まあ、フットボール自体、野球みたいだと思いますけど。ちゃんと攻撃と守備とあるし。
オーバータイムでクーガースは着実にファーストダウンをとっていったものの、最後あと１ヤードでてこずりました。サードダウンにてようやくタッチダウン。フィールドゴールも固く決めて、このゲーム初めてのリード、35-28としました。もう、勝てる！と思ってスタジアムはヒューヒューいっていました。が、アリゾナもなかなかやってくれて、クーガースのペナルティも相手を助けてしまって、タッチダウンをとられて35-34になってしまいました。
この試合を通して、アリゾナの何が悪かったかって、キッカーが最悪でした。彼がキックしたボールはすべて、へなへな。私たちの後ろで応援していたアメリカ人達は、特にうるさく騒ぐ人達でしたが、彼についてはとても辛口。”He sucks!”とか、”Terrible kicker!”とか平気で叫んでいて私たちを笑わせてくれたのですが、そのキッカーがそのタッチダウンのあと出てくると思っていたのに、出てこないんです。そうです。さらにタッチダウンを狙ってきたんです。フィールドゴールを決めれば１点、フィールドゴールを狙わずに、タッチダウンの後にさらにタッチダウンを決めれば２点なので、アリゾナは勝負をかけてきたんですねえ。つまり、成功すればアリゾナの勝ち。失敗すれば、クーガースの勝ち。
そしてアリゾナのクウォーターバックがパスをだして、走り出した選手はあえなくクーガースのディフェンス陣に抑えられてしまいました。が、抑えられた瞬間、彼はボールを投げ出したんです。アタマいい。タッチダウンフィールドに転がるフットボール。両チームの選手達がそのボールめがけて倒れこんできて、総勢１０人くらいのかたまりがそこにできました。スタジアムが静まりかえって、私もどっちが抑えたか？とハラハラしましたが、やりました！そこで、クーガースが抑えていたのでした。いやあ、手に汗にぎりました。楽しかった。
こういったわけで、クーガースは今シーズン、何とまだ負けなしです。ああああ、何でこんなに嬉しいのかしら？私、完全に愛校心が芽生えてしまったようです。月曜日のランキングも楽しみ。
興奮がさめないまま、こうして夜中にコンピューターに向かっています。と、さっき長崎にすんでいたころの友人Aちゃんから電話がありました。冬休みにこちらに遊びに来たいとのこと。航空券を手配してあげることにしました。シアトルスーパーソニックスを一緒に観にいくことにもなりました。頑張ってチケットとらなきゃ。ということで、今日は興奮してすみませんでした。ではまた。
今日のおまけ。メキシカンハットが壁につきました。これは、前の部屋にも飾ってあった。もう、飽きたよ。