リサーチペーパーを書くときのこと

今日は水曜日。英語学校のバイトの方で、TOEFL Workshopのクラスを受け持っていたのですが、それが先週で終わったのでこれから2週間ほど水曜日はバイトがありません。以前に書いたように、このバイトでの肩書きはTAなので(へっへっへ、内容は全然たいしたことないのだけれど、ちょっとエラそう)、もしもセメスター中に260時間働くことができれば、授業料が1000ドル(12万円くらい?)安くなります。計算してみたら、ちょっといけそうだったのでアプライしてみることにしました。ダメもとです。先月、話を聞いたところ、Waiting Listに名前を載せなければだめだと言われていたので半分諦めていましたが、大学からメールが来て、空きが少しできたとのこと。今日、そのオフィスに書類を出してきました。どうなることやら。


ところで、その私がバイトをしている英語学校はこのセッション(Fall I)がまもなく終わりです。この学校はかなりハイレベルだと私は思っていますが、それなりにやることがたくさんあって、内容も難しく、生徒さんたちはとてもたいへんそうです。この英語学校にはレベルが6個あって、入学のときに試験を受けて、それぞれのレベルに割り振られます。日本の高校英語の知識がだいたいあれば、レベル3は確実です。もしかしたら4も確実かもしれない。テストにはリーディング、ライティング、スピーキング、リスニングと4種類のパートがあるので、均等に力がないと思われるとき(たとえば、これは日本人にありがちですが、読んだり書いたりはできるけれど、話せないとか)はその一番力がないと思われるレベルに入れられます。
私はReading/Writing/Computerのクラスをひとつ受け持っていますが、そのクラスの生徒さんはレベル2なのに、驚くほど難しいテーマでペーパーを書いているのです。例えば、意見をかくペーパーだと、トピックが核兵器だったりしてトピックについて考えるだけでも結構大変。みなさん、「核兵器の技術は発展すべきか」なんて考えたことあります?そして、もし考えるとしたらどう思います??意見(Opinion)なので、自分の考えもしっかりしていないとちょっとまとめるのが大変でしょう。私はマリファナの合法化についてのペーパーを書いたことがありますが、書いているうちに自分は賛成なのか反対なのかだんだん分からなくなってきてパニックになったことがあります。最初にHypothesisを考えたときは、「断固として合法化すべきではない!」と思ったのですがリサーチしていると「うーん、合法化する利点も確かにたくさんある」と思い始めてしまったんですね。それで、私は自分のなかでルールをつくって、「一番はじめのフィーリング」を尊重することにしています(なんじゃそりゃ)。そうしないと、「強く言い切る」ことができなくなってしまうから。本当は、リサーチを最初にたっぷりしてから、自分の意見を考える、というのが当たり前ですけど、順序らしいです。でも方向性を決めるときにどっちにいくか分からなくなったら、もうダメになっちゃいますよね。
ところで今日受けたバイオケミのクイズは見ため簡単だったけどちょっと混乱してしまいました。結果が不安。糖類のアイデンティフィケーションでした。今月からテーマがメタボリズムにはいってきたので、いよいよ私の栄養士としての知識が問われはじめてちょっと嬉しいです。「こんなの役にたつの?」と学生時代に泣きながらやったTCAサイクルの暗記がいよいよ役にたつ日がきそうです。人生分からないものですね。どうせやらなきゃいけないことは、真剣にやったほうがいいみたい。いつか、役にたつ日がくることを信じて。というわけで、今解剖の方でやっている神経のアイデンティフィケーションは本当に役立つとは思えないけれど、とりあえず「真剣に」やるしかないみたいです。勉強が大変なのは私だけと思ったら大間違いだわ。私の100万倍くらい勉強している人だってこの世の中には死ぬほどいるはず。私も頑張ります。それではまた。

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