学生だってプロ意識を。

今日はアナトミーのラボの日。9時からなのですが、Aに送ってもらっているので8時に学校に行きました。しばらく、CUBというところでラテを飲みながら、アナトミーの教科書を読んでいました。
9時近くになってラボの教室(Morrilというビルの8号室)に行ってみると、クーラーのききすぎた寒すぎる空気がただよってきました。タダならぬ雰囲気に思わず入るのを躊躇していると、中にいたTAらしき男の人が、”Zoology 315?”と声をかけてくれたので、とりあえず安心して入りました。先に来ていた生徒たちは荷物をロッカーにいれていたので、私もマネしていれる。すると、さっきのTAが廊下に貼ってあったリストは見たかどうか聞くのでノーと言って見にいく。私はどうやら、AとBと2つあるグループのBらしい。


とりあえず2つ置いてあったテーブルのひとつに座ってあたりを見回すと、ありました。ブルーの厚手のシートにくるまれたドナー達が合計8体。この信じられないクーラーの温度は彼等のためだったのですね。来週からは長袖を着ていこう、と決意。TAは全部で4人いました。みんな親切。ネームプレートを配られて、これがないと、今後この部屋には入れない、といわれました。一般の生徒は入れないことになっているらしいです。
先生(Dr. King)が入ってきて、簡潔にこのラボの内容や目的などを説明。そしてドナー達の説明もありました。それで、私が学んだのはこういうこと。確かに人体解剖というのはめったに経験できないことだし、ほとんどの人にとって、ものめずらしい(こういう言い方をするのはどうかとも思う)し、ついつい話題にしがちだけれど、やっぱりいくら生徒とはいえ、プロ意識をもってドナー達に接する態度は重要なこと。先生も、私たちに、なるべく他の生徒の前で、おもしろおかしく話題にするのは避けなさい、と言っていました。彼の言葉の陰には、あまり話題にするな、というメッセージがあったように感じました。決して、ドナーにニックネームをつけるな、つけた人が分かれば、成績をFailにするとのこと。シビアなこの意見にビクっとしましたが、真剣に考えれば、そうだな、と思いました。
ということで、私もこれからはこのクラスの話題の中で、ドナーのことについての話題はなるべく避けていこうと思います。今までのは、まあ、勉強不足だったということで許してくださいね。
さて、話を戻して、私はBグループ(英語で言えば、「グループB」)。このグループはAグループと分かれて、まずコンピューターラボに行きます。そこには20インチスクリーンのモニターがつながれた、パワーマックが8台(それっきり!)ならんでいました。私たちは全部で20人くらいいたので、1台に2人か3人ついて、座りました。Mac用のCD-ROMに入ったアナトミーのソフトを使って、コンピューターで人体のつくり、名前、などなどを勉強していきます。医学的に、人体のパーツはラテン語で表現されることが基本だそうで、アメリカ人にとっても、とても発音がむずかしいとのこと。でも、やっぱりアルファベットの国だもんね。私にとっての難しさに比べたら、全然でしょう。
今週は骨、特に頭の部分の骨について学ぶことになっているので、そのソフトにはいっている全ての用語とその位置をメモしながら勉強しましたが、終わってみて驚愕しました。全部で212個。しかも、この部分についてのクイズが来週の金曜日にあるらしい。気をとりなおして、今度はAグループとスイッチして、実際のラボへ。今日は1日でいろいろなことを学んだのでした。
さて、午後は部屋に帰って、しばらくインターネットしてました。4時からバイト。今セメスターで最初のバイトでした。7時までいて、来たのは10人くらい。まあ、セッション始まったばかりですから、こんなものでしょう。7時から、アナトミーのクラスのコンピューターラボが開く、ということだったので行ってみましたが、カギが閉まってました。きっと来週からということでしょう。今日のクラスだけではちょっと、不安だったので自分だけでじっくりやりたいんだけど。だって、クラスのときは他人とコンピューターをシェアしなきゃいけないから、ゆっくりはやってられないでしょ?来週の火曜日に行ってみよう。
バイトの時間にちょっといろいろなクラスの復習をしてみて、これからの自分の1日のサイクル(何時に起きよう、とか最低何時間勉強すべきか、とか寝る時間とかそういうの)を考えたので、今日は満足。もう寝ます。

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