モンタナ旅行(1)

朝4時に起床。あわただしく朝食をとったあと、5時に出発。195を使ってルイストンまで出て、アイダホの12にのってMontanaのMissoulaという町までいきました。ちょっとモールを見学(?)したあと、お昼を食べるために、バーガーキングへ。そうです、これが私のこの夏のキーワードNo.3です(No.1とNo.2はここを参照)。午後に、焦げてしまいそうな暑さの中、クーラー無しのAの車(致命的)で、北に93をつかって1時間弱くらい走って、National Bison Rangeへ。ここは、バッファローの保護区域で、野性のバッファローが人里にきて死んだりしないように、広大な土地にフェンスがはりめぐらされています。ゲートを通って、その区域にはいると、AMのラジオチャンネルでちょっとしたインフォメーションが聞けるようになっていました。ちょっと便利。

そこからはとりあえず、ビジターセンターへ行ってみることにしました。ここでは、保護のためのドネイションという意味で、車一台につき4ドル(1日チケット)を払います。ビジターセンターの中には、バッファローの剥製(実物大、非常に気持ち悪い)や、コンピューターによるバッファローQ&Aなどがあって、短時間でバッファローのことを学べるようになっています。英語が分かるなら、このコンピューターのQ&Aはとてもいいと思います。あっというまに、どのくらいの数のバッファローがここにいるのか、彼等は何を食べるのか、などが分かるシステムになっていました。ところで、バッファローって、草食動物って知ってました?私は知りませんでした。

さて、そこから出るといよいよ野性のバッファローを探しに行きます。一応、車のためのコースができているし、ラジオは「車からおりないでください」と言っているし、Aは「何だかジュラシックパークみたいじゃないか!」と興奮していました。そのコースは一周すると2時間位かかる(車で!)コース。これだけで、ここがいかに広大かが分かります。キツネがいたり、シカがいたり、さまざまな野性の動物がいる度に、私たちは声をあげていました。でも、1時間半たってもバッファローはいません。もしかして、見ることができないのでは、とだんだんブルーになってきたところで、Aが、「あ!」と声をあげました。車から約300メートルくらい離れたところに見える黒いかたまり。一頭のバッファローが静かに寝ていました。途端にシャッターを切りまくる私とお姉さん。でも、どんなにズームしても、それがバッファローである、とはわかってもらえないような写真しかとれません。Aは車をスタートしました。私はもっと写真をとりたかった!とブーブーいいましたが、Aに「きっとこの先にもう少し、いるよ」と軽く流されてしまいました。「いなかったらどうするんだ!」と私はまだ食い下がっていましたが、5分もしないうちに私たちは車をとめてしばし沈黙。みわたすかぎりのバッファローの群れが、そこにはいたのです。すごい光景でした。少なくとも、200はいたと思う。また、思い出したかのようにシャッターを切りまくる私とお姉さん。どうしてAは写真をとろうとしないのか、と思って聞いてみると、「だって、単にキタナい牛なだけじゃないか」となんだかクール。あれ、さっきの興奮はどこにいったのかな、大人な意見じゃないか、とおもいきや、彼は単に、100メートルくらい先のこの車のコース上の道をふさいでいる2頭のバッファローが怖いだけだったみたいでした。フッ、小心者め。

しばらくそのバッファローとにらめっこをして、やっと道をゆずってもらったあとで、私たちはゲートに戻ってきました。ゲート近くにあるお土産屋さんでジュースと小さなバッファロー人形(1ドル)を購入したあと、私たちはさらに北へむかいました。目的地はKalispellという町。ところでお姉さんは、Missoulaまでスリーピングマシンと化していましたが、このバッファローのところでエネルギー補給して元気になったらしく、ここからは起きていました。が、今度は私がスリーピングマシン化。Flathead Lakeという巨大な湖に沿って走ったこと(キレイだったらしい)もあまり覚えていません。タフ(?)なAだけが眠らずにずっと運転しっぱなし。ごくろうさま。このKalispellではとりあえず、モーテルを探しました。全米どこにでもある、Super8 Motelにチェックイン。

疲れ果ててはいたけれど、お腹だけは空いていたので、食べ物を求めてまた外へ。入ったのは、またもや、TacoBell。本当にこりない私たち。しかし、バットマンキャンペーンはもはや終わっていたのでした。なんてことだ!とおもったけれど、今度は新しいキャンペーンが始まっていました。ここで、なにも当たらなければよかったのだけど、今度は$10,000のプライズまであと一枚、ということになって、またまた興奮。やっぱりタコベルに来つづけよう、とまた私はくだらない決意をしたのでした。ところで、タコベルに入ったのは夜の9時50分くらいでしたが、11時までオープン、と書いてあるのに、店の雰囲気が閉店まぎわな感じ。ちょっと、ヘンだな、とは思ったものの(実はAもヘンだと思ったらしい)、あまり気にとめずに帰りました。今となっては遅いけれど、なぜこの時にもっと深く考えなかったのだろう!この謎は2日後に明らかになります。モーテルに戻って、シャワーをしてから、私たちは深い眠りにおちたのでした。

3 Replies to “モンタナ旅行(1)”

  1. こんにちわ、
    プルマンにいる息子を訪ねた時にどこかへと行こうと考えています。
    GlacierNationalPark大変興味を持ちました。
    レンタカーで2人のドライバー、やはり3日で行く予定です。
    すべてが、とても参考資料になりました。質問をしてもいいですか?Missoula,FlatheadLake,Kalispell間の時間と3日目の出発時間、スポケン、プルマン間の時間を 教えていただけないでしょうか?
    あと なぜ2日の宿をMissoulaまで戻ったのでしょうか?
    できたらPark内で泊まり午前を過ごしてから帰るのでは無理ですか?
    車の平均時速も何キロかも教えてください。
    プルマンの町のレンタカー事情はどうですか?
    お仕事でお忙しい中、突然の質問、申し訳ありません。
    プルマンの町は、私も一度で大好きになりました。
    りんとした空気は、わすれられません。
    これからも楽しみに世界の旅行紀読ませていただきます。

  2. teruiさん:はじめまして。コメントありがとうございます!息子さんが留学されているのですね。プルマンは本当に良いところですよね。
    ところで非常に申し訳ないのですが、何しろこのエントリは12年前(!)に書いたもので(月日が流れるのは本当に早いです)、私の衰えた脳細胞は時間のことを全く覚えていません。主人がもしかしたら覚えているかもしれません(Aさん、もしこれを見ていて、時間を覚えていたら、書き込んでくださいね)。実は先日も1999年に泊まったシアトルのホテルの場所と値段をメールで聞いていただいて、ぎょっとしました。ブログに書いた手前、ぜひお助けしたいのですが私の記憶力がブログの記憶力についていけません。
    あと、これもうろ覚えで申し訳ないのですが、MIssoulaまで戻ってないと思いますよ。多分。運転は私はスピード狂になりがち(無意識に)なのでガンガン飛ばしますが(うっかり)、Aさんは安全運転なのでスピードリミットの5マイルオーバーくらいで走っていたと思います。
    そして私たちは車をもっていたので、レンタカーをプルマンでしたことがありません。本当にごめんなさい、分かりません。そして私はプルマンを離れてもう5年になるので、息子さんのほうが状況をずっとご存知だと思います。
    でも、おかげさまで12年前のことを思い出して懐かしい気持ちになりました。ありがとうございます。よいご旅行を。

  3. Teruiさん:はじめまして。妻へのコメントありがとうございます。ものすごく懐かしい話で、僕自身もなんだか楽しい気分になっています。
    僕自身もうろ覚えで恐縮です。僕は妻とは反対に2日目はMissoulaに戻ったような気がします。理由は特になかったと思いますが、3日目を少しのんびりと帰るためだったような気がします。もちろん公園内で宿泊先が見つかれば3日目の昼頃まで公園内で過ごして帰る事は可能だと思いますよ。所要時間は正確には覚えていないです。ごめんなさい。Google MapのRouteで調べてみて下さい。きっと所要時間も表示されると思います。車の平均時速ですが、2年前と3年前にYellowstone National Parkに行った時は65マイルから75マイルの間でモンタナ州を通過したと思います。
    また何か思い出したら書き込みますね。素敵な旅行を。

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